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病院キャンパスで役立つデータベース・ツール: インパクトファクターや論文の被引用数を調べる

医・歯・薬分野の方に役立つデータベースなどをご紹介

インパクトファクター

インパクトファクター(雑誌の重要度、影響度を計る指標)を提供するツールはJournal Citation Reportsです。
Web of Science検索結果の文献から掲載雑誌のインパクトファクターを調べることもできます。
 

論文の被引用数

以下のデータベースでは、文献情報の検索結果に被引用数が表示されます。

同じ論文でも収録されているデータベースによって数は違ってきます。

また、引用・被引用関係を調べられるのは、各データベースの収録コンテンツの範囲内に限られます。

評価指標とデータベース

普段からよく質問のある指標が、どのデータベースで調べられるのかを一覧にしました。

関連ガイドがあるものは、そのガイドへのリンクも示しています。

指標 データベース リンク
サイテーションインデックス;CI Web of Science, Scopus, CiNii Research,
SciFinder, (Google Scholar)
インパクトファクター;IF Web of Science, Journal Citation Reports
h-index Scopus, Web of Science, (Google Scholar)
アイゲンファクター Journal Citation Reports -

※Journal Citation Reportsは、上記の指標以外にも様々な指標を調べることができます。

 

  • サイテーションインデックス;CI…引用索引。被引用数を調べるときに使用。
     
  • インパクトファクター;IF…Web of Science収録雑誌を対象とした評価指標。学術雑誌の影響力を示した指標。
     (※研究者個人や個々の論文の影響力ではありません。)
     
  • h-index…主に研究者の評価指標の一つ。
     
  • アイゲンファクター…学術雑誌の評価指標の一つ。
    IFとの違いは、たくさん引用される雑誌からの引用は、そうでない雑誌からの引用よりも価値がある、という考え方が反映されている点。→専門家しか知らない雑誌に引用されるより、Natureなど有名な学術雑誌に引用される方が価値があるという考え

解説

・インパクトファクター

インパクトファクターとは、 Web of Science収録の雑誌を対象とした評価指標の一つで、学術雑誌の影響力を示します。

雑誌の影響力であって、個々の論文の影響力ではありません。

・論文の被引用数

ある論文が他の論文に引用されている数は、Web of Science、Scopus、CiNii Researchなどのデータベースで調べることができます。

ただし、日本語論文は海外論文に比べると調べられる数が少ないです。

参考図書