あの探偵ガリレオシリーズにも実は海底熱水鉱床が登場しています。海底での鉱山開発で必ず問題になると言われている環境問題についても触れられている。おそらく某J○GMECをモデルにしたと思われるデスメックなる組織も登場するなど、資源問題をかじっている人ならにやりとしてしまうに違いない。
ちなみに映画化されており、公開は2013年の６月である(そろそろ)。

海底で麦わらの一味を待ち受けていたのは(海底)熱水鉱床であった。この場面について少し解説をすると、煙を噴いている部分はチムニー(煙突)と呼ばれる部分である。本来の海底熱水鉱床とは海底下のものも含めるため、実際に見えているチムニー以上に大きな物である。非常に残念であるが無論図書館にはおかれてない。余談であるが606話に出てくるこのシーンは学術会議でも度々見かける。

この小説は2000年12月に大西洋中央か異例で発見された海底熱水鉱床である「ロストシティー」を舞台とした冒険アクションものである。ここで発見された未知の酵素を巡って武器商人の一族と　日経サイエンス2010年3月号によると、ロストシティーと　20階建てのビルに相当するような高さの白色のチムニー(よくテレビ等で熱水鉱床と呼称される部分である。実際は鉱床のうち、高温の流体を噴出している煙突上の構造部分を指す。)が林立しているとある。この景観はさながら廃墟を、つまり捨てられた街を彷彿とさせるというわけである。