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優しいことばと仲良くなる: ことばの旅に出る前に

ことばとわたし


 

 

ことばはとても不思議なもので、口にすると、その瞬間、その言葉に魂が宿るような気がします。

言霊(ことだま)という言葉を聴いたことがありますか?発されたことばは意志をもち、勝手にひとり歩きしてしまうのです。

人はそのような「ことば」に傷つけられることもあれば、助けられることもあります。


   人生は一期一会。その時はその時限り。出会いも別れもその瞬間は常に一度きりなのです。 

   自分が苦しい時、辛い時、優しいことばをかけて欲しくなった時・・・

   逆に誰かに優しいことばをかけてみましょう。それは周り回って必ず自分へ返ってきます。

 

  


 

日本の四季 日本のことばと感性について






そして、日本は四季のある国です。日本には歳時記というものがあり、これは日本の一年間の行事を教えてくれるのと同時に四季と共に生きる日本に

住む人々の感性がたくさん詰まっています。

 

そんな日本的感性の代表的な感覚のひとつに「みやび」というものがあります。

これは平安時代、都に住むもの…つまり、宮廷内や宮廷につかえる者の間での独特のルールが息づいた感覚であり、

その感覚のお手本となるものとして、伊勢物語や古今和歌集があげられます。

「みやび」とは要するに、みやこ(都)びていることまたは、みや(宮)びていることなのです。

この「みやび」の中には、包み隠す(あえてはっきり言わない)ことや、「間をおく」ことが含まれ、それが重要視されてきました。

これらの「あいまい」が作る言い回しや、間のおき方は日本における生き方や人づきあいにも深い影響を与えたと考えられて

おり、上手な、自然や人との向き合い方を見つける手がかりとなるのではないでしょうか。


日本文化を見直し、日本の美しいことばを知り、優しいことばを使うことは、きっとあなたの生活をたいへん豊かなものにするでしょう。