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脳波判読のための基礎: 脳波成分の種類

脳波の縦軸と横軸

脳波を見るためには縦と横軸が何を表しているか知る必要がありますよね!

  

▶縦軸:振幅(V)

基本的に50μVが5mmになるように設定されています!

(また施設によっては50μVが7mmで記録するところもあるそうです。)

 

▶横軸:時間

*脳波はリアルタイムで見ているため

その紙送り速度は3cm/秒に設定されています。

 

校正波形

脳波測定の前には、

装置の正常状態の確認

脳波記録の測定条件を残すために

校正波形を記録する必要があります。

また測定後にも、校正波形での確認が必要です。

 

↑校正波形

基本的な脳波成分

脳波はその周波数によって大きく4つに分けられます!

※周波数[Hz]とは、”単位時間あたりに何回現象が繰り返されるか?”ということですよね(-▽-)?

 
  

  

【δ波】

CC 表示-継承 3.0   /   File:Eeg delta.svg   /   アップロード者:Hgamboa /   Wikipedia

【α波】

CC 表示-継承 3.0   /   File:Eeg alpha.svg   /   アップロード者:Hgamboa /   Wikipedia

 【β波】CC 表示-継承 3.0   /   File:Eeg beta.svg   /    アップロード者:Hgamboa /   Wikipedia

 

 

脳波によって脳活性を評価するときに、この周波数の変動が重要な指標となります!

一般的に、興奮状態では全体に占める高い周波数成分の波の割合が増加

リラックス状態や脳機能が低下した場合では低い周波数成分の波の割合が増加します。