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作って遊ぼう! 見て学ぼう! 映画の仕組み(映画講座Part1): 第2節:カメラ・オブスクラを作ってみよう

映画がどのような技術を用いて、どのような歴史を経て誕生したのかを、簡単な工作や動画を通して気楽に楽しく見ていきましょう。 (扱う時代:紀元前〜19世紀末)

目次

・はじめに

・「映画」とは

・写真技術

 -写真の歴史

 -カメラ・オブスクラを作ってみよう

・動画技術

 -動画の歴史

 -フェナキスティコープを作ってみよう

・投影技術

 -投影の歴史

 -幻灯機を作ってみよう

・写真×動画×投影

・映画の発明

・おわりに

この節で作るもの

この節では、前節で説明したカメラ・オブスクラを作ってみましょう。

せっかくなので、ルネサンス期に風景の粗描用に使われたものと同様、カメラ上部に外の光景が映り込むものにしたいと思います。

カメラ・オブスクラの設計図データ

↑が設計図データになりますので、ダウンロードをお願いします。

材料

今回の工作に必要なものは次の4つです。

・設計図データを少し硬めの紙に出力したもの。
​(著者はマシュマロCoCで作成、光沢紙よりは柔らかめぐらいでOK)

・ルーペ
​(著者は100均のとげ抜きルーペからルーペ部分のみを切り取って使用、倍率は約3倍)
​(切り取りは切れ味の良いハサミでやればOK)

・鏡
​(これも100均でOK、だいたい6×8㎝くらいがベスト)

・トレーシングペーパー

制作費用:¥200(紙類、接着用品除く)

制作工程1:パーツ1(レンズまわり)を作る

はじめにカメラのレンズとそれに付随するパーツを作成しましょう。

まずは印刷した設計図をハサミで切り取ります。
このパーツを作成するのに使用するのは、AとCです。

次に、A中央の穴の開いている部分に、ルーペをセロテープで貼り付けます。

貼り付けたら、紙に書かれた折り目と接着部分のガイドに沿って、Aを組み立てます。

Aが出来たら、次はCを組み立てます。

出来たCとAを接着すれば、パーツ1が完成です。

制作工程2:パーツ2(投影部分)を作成する

今度は景色を投影するパーツを作成します。ここで使用するのはBとDです。

まずはDを組み立てます。

次に、組み立てたDのうち、広い方の接着部分に鏡を貼り付けます。

鏡の接着後、BとDをのりしろ同士で接着し、D包み込むようにしてBを組み立てます。

組み立てたら、穴の開いている部分をトレーシングペーパーで覆って、パーツ2の完成です。

完成&実演

パーツ2にパーツ1をはめ込めば、手作りカメラ・オブスクラの完成です。


​パーツ1のレンズを通して得た像を、パーツ2の鏡で反射させてトレーシングペーパーに投影する仕組みです。
​パーツ1を前後に移動させることでピントを合わせることができます。
なお、​レンズで得た倒立実像を鏡で反射させて無理やり正立方向に見せているので、像は左右反転しています。

室内の様子を映してみましょう。


​写す風景がコチラ。

トレーシングペーパーに写る投影像がコチラ。光量の多さから、蛍光灯の光が一番ははっきり写っていますね。ぼんやりとですが、奥の掲示板や手前のモニターも確認できると思います。像が左右反転のため、元の風景では右にあるモニターが、投影像では左側に写っていますね。​
室内の光は意外と光量が少ないので、像はぼんやりと写ります(肉眼では↑の画像よりもう少しハッキリ見えますが)。

太陽光は室内の光より強いので、室内よりもハッキリと写ります。

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