Cuter本棚～九大図書館で読めるオススメの一冊～: 学生の間に読んでおきたい一冊

この本は日本が開化期を迎えようとしていた明治時代の3人の人物にスポットを当てた小説です。彼らはときに時流に流され、ときに自分たちの意思で彼らの役割を全うしました。この時代において、彼らが特別だったわけではなく、その時代人の勢いそのものであり、一人一人の働きが明治という時代を作ったのであるという風に描写されています。個人の努力の集合が大きな力となって時代を動かしたという見方がとてもおもしろいです！

人間関係に悩んだり、劣等感を感じたりする時がありませんか？
この本は、アドラー心理学を対話の形式で紹介して、若者が抱える疑問や悩みを解いています。私たちのこれまでの価値観や世界観を一変させる発想がたくさん出ています。哲学や心理学の専門用語が使われず、分かりやすい言葉で語っているのですらすらと読めます。
「自由とは、他者から嫌われることである」という一言をどう理解すればよいのか。この本を読んでみて、答えを探しましょう

本作の主人公ルーヂンは、とあるロシアの田舎に鳴り物入りで登場し、その弁舌と博識で多くの人を魅了します。しかし、彼は口ぶりこそ雄弁ですが、それらを行動に移す意志や勇気が決定的に欠けていました。次第に化けの皮が剥がれ、彼は落ちぶれていきます。
ルーヂンのような頭でっかちな若者をロシア文学では「余計者」と言います。半世紀前の小説ですが、この小説のテーマは現代の私たちにも真に迫るものがあります。ぜひ一度、手に取って読んでみてください！

みなさんは日本語を分かりやすく書けていますか？
「誰が読んでも分かりやすい日本語」を書くのは本当に難しいです。私もこの本を読むまではクソみたいな文章を書いていました……。
ですがこの本を読めば「単純明快・読み手にとって分かりやすい文章」が書けるようになるハズ！！Cuter杉田の就活がES無敗だったのはこの本のおかげと言っても過言ではないこの一冊！ぜひ読んでみてください！

『聞く』とは、人間が生きて行く中で誰もがほぼ無意識的に行っている、いわばあたりまえ（？）の行動です。
しかし、これを意識的に（意図的に）行うことで、あなたのコミュニケーション力がぐんと上がります。
社会人になり、人と接する機会が多くなる皆さん！！！
これから先、上司だけでなく、著名人や、気難しいお得意様など、様々な人に出会います。中でも、特に憧れの人に出会った時などは、沢山お話を聴きたいし、自分によい印象を持ってもらいたいはず！！しかし、何を話せばいいのやら…？
『話す』ではなく、『聞き』ましょう！
上手に聞く力と、初対面の相手の心をひらくためのヒントがこの本には沢山詰まっています。これは社会人になってからだけでなく、今すぐ使える「人と仲良くなれる」ヒントです。人見知りの人！必見！！

私はこの人と仕事がしたくてアニメ業界に入りました。とそこには一本芯の通った香屋子。
きつくても好きだからこそやっている、だからこそアニメ業界には溢れるとまではいかなくても、確かに愛がある。好きなこと、思い入れがあるものだからこそ打ち込める、出来上がったものに愛着があり、認められなければ悔しい。感情が先に立つ、表に出しやすい仕事ということもあってか、そこには確かな熱量がある。
最後には自分もいい仕事がしたい！と爽やかな読後感が得られる一冊です！

好きなことは話し出したら止まらない。辻村深月が興味の赴くままに伝統芸能から、アニメまで幅広く現場を巡る作者初のルポ＆エッセイ集。詳しくなんてなくても、ミーハーでも、世間様に口にするのは恥ずかしいものでも、好きなもの、興味を持ったものにはいつからだっていい、突っ込んでいけばいいんだと思わせてくれた一冊です。

“あの人がいなかったら私は今ここにいない。十代の私には神様で二十代の私の親友よ。”
友情、好意、憧れ、尊敬、劣等感…人に対して抱く思いは様々です。その中であなたの青春を彩り、今のあなたを形作ったのは誰へのどんな気持ちですか？
私にもあの人がいなかったら、今の私はいないと言える人がいます。
あなたのことを語るのに欠かすことのできない人は誰ですか？その人とのことを思いながら、アパート「スロウハイツ」の日々を覗いていってみてください。

この本では、ここ数十年間の経営戦略史が紹介されています。これを読めば時代が英雄を生みだし、そして英雄が時代を変えていくということがよくわかります。歴史を紐解けば、どんな時代であっても、やはり「試行錯誤型」の経営が優れていて、いかに素早く「やってみるか」、失敗からいかに「学んで修正するか」という力の重要性をひしひしと感じることができます。