CMなどでたまに聞くかもしれない
「未病(みびょう)」とは
病気と言うほどではないけれど、健康でもない状態
のことを言います。
何となく身体が重い、
何となく疲れる、
軽い頭痛がずっと続く、など
これらは健康診断や検査などで異常がなくても、未病の状態である可能性があります。
原因が分かれば、西洋医学の領域でも治療指針は立てられますが
ただの「体調の悪さ」には病名も原因も特定しづらく、具体的な解決策は得られにくいです。
また、「体調の悪さ」にも当然個人差がありますので、一種類の治療薬では改善される人もされない人もいます。
しかし「未病」は、確実に僕たちの生活の質を下げにかかっているのです。
これまでの例で挙げた中でも多かったように
漢方医学は、「未病」に対しての治療に自信があります。
なぜなら、病気ではなく「身体のバランスの崩れ」に対して治療を試みるからです。
病名が具体的に分からずとも、患者さん個人に向き合った診察で、体質や生活環に適応した治療指針を提供出来るのは、漢方医学の大きな強みと言えます。
最後に、そんな「かゆいところに手が届く」漢方薬の例を
身の回りでありがちな「未病」を例にして
どういう 証 および 処方 が立てられるのかの(あくまで)一部を、ご紹介します!
(※ ガイドの中に出てくる漢方薬は、すべて個人的に購入が可能な医薬品です)
併せて、西洋薬だったらどんなものがあるのかも、OTC医薬品 (※) を例にご紹介します
※ OTC医薬品 (一般用医薬品)
ドラッグストアなどで購入できる医薬品
反対に、主にお医者さんの処方で貰える医薬品は「医療用医薬品」