図書館活動の活性化を主な目的として、九州地区の大学図書館が合同で実施するキャンペーンで、平成22 年度に国立大学図書館協会地区助成事業として誕生し、平成24 年度以降、九州地区大学図書館協議会の事業として継続し、平成27 年までに6 回実施しました。
九州地区という広い範囲において、設置母体や目的、規模も様々な大学図書館が数年にわたって合同で実施するという、他に類を見ない取り組みです。
キャンペーンの目的
①図書館の利用促進・読書推進
②図書館職員のスキル向上
③図書館職員の人的ネットワークの形成
④取り組み事例やアイディアの共有
⑤図書館活動の学内外へのアピール
キャンペーンの構成
・九州地区全体で実施する「合同企画」
・各図書館が実施する「大学独自企画」
・広報活動
キャンペーンの実施体制
・毎年30 から40 館の九州地区の大学図書館が参加
・キャンペーンの企画・運営は、各館から募集したメンバーによるワーキンググループ(以下、「WG」という。)が担う
・九州大学に設置した事務局が全体の統括及び連絡調整を行っている
キャンペーンにおける基本方針
①九州地区全体でキャンペーンの生成物を共有・可視化することにより、広域キャンペーンの効果を最大にする。
ブログやWeb 本棚サービス等のSNS を活用し、各館のキャンペーンの様子や投稿されたおススメコメント等をWeb 上で共有し公開するとともに、平成25 年度以降は、地区内から集約したコメント等をPDF 化して配布することで、各館での印刷・展示を可能としています。
②キャンペーン実施に係る負担を軽減することにより、参加館がその規模等に関わらず無理なく参加できるようにする。
たとえば、キャンペーンへの参加レベルはフル参加から広報のみの参加まで複数設定しています。また、広報等のテンプレート類はすべてWG で作成・配布し、テンプレートには、各館でカスタマイズ可能な部分を設けるとともに、サンプルを付してイメージしやすくしています。