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★デザインって何?身の回りのデザイン: 3: デザイン=可視化!?

何気なく使っている身の回りのモノをデザインという目で解説します。高校生の皆さんや九州大学の他学部の皆さんに見てもらいたいガイドです。

プロダクトデザイン

 

プロダクトデザインの文脈でデザインが多く語られるようになったのは、産業革命以降です。

産業革命は工業社会を非常に発展させ、我々の生活を大きく変化させました。科学技術を社会や生活の視点から活用できる人材として、新しいタイプの専門家であるデザイナーが登場しました。ヨーロッパでは、人間性の回復をうたう社会改革的な運動を背景に、建築家や芸術家がデザイナーとして工業生産品づくりに関わりました。日本では戦後1950年代に、自動車・家電・精密機器などの産業を中心にデザイン活動が本格的に導入されました。(一部参考:Product designの基礎 スマートな生活を実現する71の知識 日本インダストリアルデザイン協会)

専門としてのデザインは意外と新しい分野だと言えます。

 

 

では、「デザインとは?」って話です。

デザイン(Design)の語源は、ラテン語の「Designare」だと言われています。

Designareは「計画、設計を記号にして表す」などを意味します。

「Design」という単語を分解すると「de-sign」と分けられ、

「de-」ははっきりや強調とという意味で、「sign」は記すや記号という意味なので、

「はっきりと記す」と解釈できます。

デザインとは「可視化すること」だと私は思っています。

 

 

プロダクトデザイン、モノ(製品)のデザインにおいて言うならば、

モノの使い方や機能を可視化したり、社会問題への解決策を可視化したりと

目では見えないものやわかりづらいものを見えるようにすることだと思います。

 

▶︎次項:『例えば??』