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薬とあなたに相性がある理由: はじめに

同じくすりでも良く効く人とそんなに効かない人がいるってマジ?マジです。遺伝子に注目してご説明します。

くすりと僕たちの相性

 

皆さんは例えば、市販の風邪薬のどれが自分に一番効くのか、試してみたことはあるでしょうか

 

僕はありません。お医者さんに貰いに行っています

 

でも、同じ症状に対するくすりは、ドラッグストアに行くと、それはもうたくさんの種類が置いてあるので、

自分と相性のいいくすり(=すぐ効く・すぐ治る)や 

悪いくすり(=あんまり効かない・むしろ悪化する)というのは、あるような気もします

                                                                                                                              

  

風邪薬ではほぼありませんが

例えば抗がん剤や、抗てんかん薬の中には、人によって相性の良し悪しがあることが、解っているくすりがあります

そのため、正しく効いてもらうためには、事前に検査し、その患者さんと相性のいいくすりを選ぶか、現状そのくすりしかないなら、量の調整をする必要があります

こういう努力は、患者ごとに適切な薬物投与設計を行う、ということで、「オーダーメイド医療」とも呼ばれ、ここ10年で注目を集めています

 

薬物動態

 

つまり

くすりというものは、人によって効き方に違いがあ(るものもあ)る

ということがなんとなく察せます

 

くすりは、体内に入ってから、薬効を示したい部分に到達するまで、体の中を巡る必要があります。

くすりの体内の動き「薬物動態」と言いますが、

人の「個性」というのは体内にもあるもので、人が違えばくすりの巡るルートも少し違ってきます

投与経路に従って、薬物動態も微妙に変わってくるので、

結果くすりのゴール(薬が効く)も、人によって違いが出てしまうのです

 

書いた人

松原 由造's picture
松原 由造
作成者の所属:10_薬学府

プロフィール

薬学府在籍の博士一年です。修士時代は、薬物動態に関する研究を行っておりました。幼いころから特撮が好きで、将来仮面ライダーになる夢はまだ捨てていません。よろしくお願いします!

くすりの動きを左右する原因

 

ここでいう体内の「個性」は何でしょうか

いろいろありますが、このガイドでは、遺伝子の個性に注目して、見ていきます

でもその前にまず、次のページで基礎知識を入れていきましょう