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大学院進学のあれこれ、一から教えます!: 入学時から心がけておくこと

「大学院入試ってどんな感じなの?」、「入試までに何をすればいいの?」という疑問にお答えしていきます。

私はいつ進学(や研究室)を決めたか

●進学を決めた時期

高校などで「理系の大学生は7割がた進学する」と聞いていたので、「大学院までは最低限行くかな」と学部1年の頃からぼんやり考えていました。
本格的に進学を考え、動き出したのは学部2年の後期あたりだったと思います。

 

●研究室を決めた時期

学部2年の時に受けた「視覚学」の講義や心理学の講義で刺激を受けたこと、さらにはデザイン・クリエイティブ路線に挫折したこともあり、学部2年の前期には現在の研究室への進学を決めていました。
今の研究室に決めたのは、学部2年の後期に現在の指導教官の講義を受けたことがきっかけです。また、学部3年後期の研究室訪問で先生の人柄や実際の研究内容、研究室の環境を見て「絶対この研究室に入る!!」と決意を固めました。

 

同期の学生を見ていると、研究室がギリギリまで決まらなかった学生や、「就活やばいから進学するか〜」という学生もまあそれなりにいました。
私は「進学する!」という決断が早いほうではありましたが、このガイドを読んでいる特に学部1、2年生のみなさんは、自分の進む方向をぼちぼち考え始めておきましょう。

共通点は「早め早めに動く」こと!

●早め早めの情報収集(学部1年〜入試直前)

 

高校までとは違い、大学では学生全員を集めて進路説明会…というものは行われません。

基本的には希望者を対象として実施されますが、それでもきめ細やかに丁寧に、とはいきません。

 

なので、「進学先としてどのようなところがあるのか?」、

「進学先での研究室をどうしようか?」、

「大学院入試にはなにが必要なのか?」をすべて自分で調べる必要があります。

また、学府によっては入試にTOEICのスコアが必要なところや、GPAが評価対象になるところもあります。

 

入学したばかりの1年生も、進学を考え始めた2、3年生も、過去の入試要項をめくってみましょう。

(だいたい学部のウェブサイトで公開されていて、学外からでも閲覧できます)

自分になにが必要か、入試要項がある程度は教えてくれます。

入試要項をぱらぱらとめくり、TOEICの準備や、GPAを稼ぐための勉強を早いうちからしておきましょう。

 

●将来のビジョンをある程度明確にしておく(学部1年〜願書提出前)

 

九州大学の学生である読者のみなさまの出身高校では、クラスの9割、ともすれば全員が大学への進学を
目指していたことだと思います。私の高校も例に漏れずそんな感じでした。

 

「なんかクラスのみんなが大学に進学するから」、「とりあえず九大入ればなんとかなるだろう」で
将来のビジョンが曖昧なまま大学入試を突破し、九州大学の学籍を手に入れた人もいるかもしれません。

 

大学院入試では、「自分が進学して、どのような研究をし、その結果どのような進路をとるのか」
ある程度明確にしておく必要があります。
(学府によっては、修士課程での研究計画だけでなく志望理由書の提出を求められることがあるそうです)

志望理由書を書く段階で大慌てしないためにも、よりはっきりとした動機のもとで試験勉強に取り組むためにも、
少しずつ「大学院に進学して、卒業したらどうしたいか」を考えておきましょう。

 

●高いGPAを取ることを意識する(学部1年〜)

 

大学入学後のオリエンテーションで「GPA」について説明されたことと思います。

GPAは「Grade Point Average」の略称です。わかりやすく言うと内申点のようなものです。

 

大学院進学以外で、GPAがどのように使われるかについては、こちらのガイドにまとまっているのでぜひ読んでみましょう。

GPAの使い道

 

大学院の入試に直接GPAが関わってくることは、私の体験した限りではそうないと思います。

しかし、卒業研究を行うための研究室配属でGPAを使う学部、学科、コースもあります。

「第一志望の研究室に行けなかった…もっとちゃんと勉強していい成績を取っておけばよかった…」と
後悔しないためにも、学部1年生のうちからしっかり勉強しておきましょう

※進学する時に所属研究室を変えることもできますが、第一志望の研究室に入るのと入れないのとでは
研究に対するモチベーションも変わってきます。