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日本近現代女性作家及び作品   Tags: cute.supporters, hakozaki-cuter, 処女作, 女性作家, 家族, 小説, 恋愛, 文学賞, 近代文学  

文壇における大家は男性のほうが多いにもかかわらず、女性作家は美しい流星のように輝いている。彼女らは女性特有の繊細かつ流麗な筆致で人生や社会を描き出し、読者を魅了してきた。
最終更新日/Updated: Nov 6, 2014 URL: http://guides.lib.kyushu-u.ac.jp/womens_literature ガイドを印刷する RSSの更新

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近現代女性作家一覧

以下は一部代表的な女性作家

★生年順でリストアップ
★詳細はウィキペディアヘリンク

 

まえがき

 近現代女性作家において、筆者ははじめて知ったのは樋口一葉だ。彼女自身は薄命な作家だが、彼女の作品は強い生命力があり、今にも愛読されている。そこで、彼女をはじめ、近現代の女性作家のことに興味を持ち、各時期代表的な作家の作品を読みはじめた。女性読者として、彼女らの描写した作品世界に夢中になり、深く感銘した。これはこのガイドを執筆したきっかけとなる。

 従来男性を主流にする文壇において、女性文学は軽視される風潮が見えることを認めざるを得ない。とは言え、近代以来、女性の地位や教養は著しく高まり、女性作家も輩出し、文壇に未曾有の影響を与えて来た。従って、ここで女性作家をめぐる知的欲求にこたえるために、女性作家及び作品についての基本的情報を提供する。

 まず、時期別に、明治、大正、昭和(戦前•戦中)、昭和(戦後)と平成の五つを分けて案内する。さらに、各時期に、二名の代表的作家を選り出し、作家ごとに二作を重点的に紹介する。

 

今回案内する作家たち

 

 

 

 

   三宅花圃

   樋口一葉

   田村俊子

   水野仙子

     
  宮本百合子    林芙美子   曾野綾子    林京子
   江國香織    柳美里
 

近現代女性文学の概覧

 広義の女性文学は女性によって書かれた文学を意味する。だが「女性文学」という概念の背後には,男性主導の文化の中で 二次的存在であった女性が,女性としての視点からその経験を捉えようとした文学に注目し、その系譜を掘り起こそうという意識がある。したがって近代における小説の興隆と女性作家の輩出,フェミニズム意識の高まりという脈絡を辿って、「女性文学」は近・現代の文学の中で特にクローズアップされる。

 明治維新後、西洋の思想や文化を取り入れる文明開化が推進され、文学にも大きな影響を与えた。男性本位の小説に対して、女性を主体にして書く女性作家は果敢に登場してくる。その出発期に、中島湘煙は女権家として「女権論」を展開し、三宅花圃は小説『薮の鶯』によって最初の女性作家として登場する。その後、樋口一葉などの少女作家が続々と登場し、新しい時代、新しい夢を新しい女性の書き手たちが紡ぎはじめたのである。彼女らの作品の中には鹿鳴館の社交、女学校教育、女学生同士の交際、自由恋愛、留学、経営者への志望、自立への意志、女性の生の凝視など、沸騰する時代と柔らかな感受性が葛藤する軌跡を刻んでいる。文学界で頂点を極めた一葉の没後、時代を画した与謝野晶子の『みだれ髪』が女性文学の活況期を招来する。田村俊子、大塚楠緒子が現れる。女性文芸誌である「青鞜」創刊が女性の新時代を到来させ、女性解放思想誌の色彩を著しく強めた。大正期に入り、「種蒔く人」に神近市子、「処女土」に鷹野つぎなどの女性作家は活躍する。昭和期の文壇はプロレタリア文学全盛期を迎える。第一次世界大戦後の物価騰貴は女性を家庭から職場へと引き出し、昭和恐慌がそれに拍車をかけた時代状況のなかで、女性文学にあらわれた女性像は大きく変容し、無産階級の女たちの群れが登場する。女工や女中の哀切な姿は林芙美子の『放浪記』、佐多稲子の『キャラメル工場から』などに描かれている。この時期にプロレタリア文学であれ、モダニズム文学であれ、ジェンダーへの自覚が芽生える。昭和の女性文学は階級への自覚から出発するが、やがてジェンダーによる抑圧や疎外の剔抉と、ジェンダーを逆手にとって現実を超越しようという試みに辿り着き、それらは二つの流れとなって戦後に流れ込んでいったのである。おおかたの作家は非常時体制下においてなんらかの言論統制を受けつつ戦争の終結を待った。戦前に弾圧された左翼系の作家たちは再出発し、「新日本文学」が創刊され、宮本百合子は中心的人物になる。その他、大田洋子や藤原ていなどの作品を代表にする原爆文学、引揚者文学が現れる。そして、文壇全体に新しい世代が参入し、新しい性感覚による若者たちの性行動をいっせいに書き始めた。昭和末期に、娘、妻、母、恋愛、結婚、母性といったこれまでの女性にかかわる文化から脱出して、むしろ男性文化に接近する。高橋たか子文学はその典型である。近代家族の解体や性差なきポストモダンを文学的主題とする作家は未だに活躍している。(『日本女性文学史』(岩淵宏子、北田幸恵編著、ミネルヴァ書房、2005年刊))。

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高 静【2015年3月離職】
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日本社会文化

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