3Dプリンタは
「材料を積み上げる」ことで
製品を作っていきます。
ここでは3Dプリンタの造形方式を
5つ、紹介いたします。
「光造形」
「粉末燃結」
「熱融解樹脂積層法」
「インクジェット方式」
「石膏粉末を樹脂で固めて
積層する方式」
●光造形
樹脂を溶かした容器に紫外線を当てて、その部分の樹脂を硬化させながら、少しずつ固まった樹脂の層を積み重ねることで形状を作成する造形方法。
最も古くから存在する方式。
●粉末燃焼
粉末状の材料にレーザー光線を当てて焼結させる。
表面はざらつくものの、かなり頑丈に仕上がるので内部パーツなどで利用可能。
●熱溶解樹脂積層法
細かいワイヤー状の樹脂を高温で溶かしながら指定された形状を作成していく造形方式。
産業用・パーソナル3Dプリンタの両方で広く利用される。
材料のワイヤーは様々な色があり、カラー製品を直接生産可能。
しかし、一層あたりの厚みが粗いので、細かい造形や光沢の求められる製品には向かない。
●インクジェット方式
比較的細かな造形が可能。アクリル系樹脂の場合、ABS樹脂などと比べると
粘りがないため、薄い板状のものは簡単に壊れてしまう。
しかし、本方式で使用される材料は全て紫外線硬化性の樹脂であるため
太陽光が直接あたると硬化が進み、時間経過と共に形状が変化する。
長期使用品には向かない。
●石膏粉末を樹脂で固めて積層する方式
石膏粉末を供給しながら、造形を層毎に行う。
3DCGなどで模様を指定しておけば、造形しながら色を塗っていくことが可能。