「野ブタ。をプロデュース」を参考に、まずは基盤となる「身だしなみ」と「対人関係」からプロデュース!
桐谷修二は、いじめの対象となっていた転校生の小谷信太をプロデュースし(価値を高め)、人気者へと変身させる。
原作小説は男が男をプロデュースする話です。
「野ブタ」とは、小谷「信太」から付けられたあだ名で、いじめられっ子を象徴するもの。
「人生はつまらない、この世はすべてゲームだ」と考える桐谷は、完璧な自己演出によって人気者となっていた。
自分のプロデュース能力に酔いしれていた桐谷は、野ブタを見つけてこう考えた。
野ブタを人気者にすれば、自分の人を騙して動かす力は本物だと証明できる。楽しい遊びを見つけた。挑戦してみるかーーー
原作はこんな話だったんだと衝撃を受ける。
桐谷がいじめられっ子を人気者へとプロデュースした方法で、外見と対人関係のプロデュース作業を行う!
桐谷修二のプロデュースは基本的なことです。まずはここから。
1.身だしなみ
どんなマナー本でも、就活支援本でも、身だしなみの情報が一番最初に解説されているはず。
まずは身だしなみから。清潔感を出すことを目的として野ブタに以下を実行させる。
「散髪し清潔にする。冷水でちゃんと洗顔する。」「メガネを外しコンタクトにする(これは好みか?)」
「清潔感、本」で検索すると沢山ヒットします。
例えば、「最速!清潔感 忙しいビジネスマンでも絶対に「見た目」でソンしない」にて筆者は、身だしなみは社会に対する自己プレゼンテーションだと言われています。
自分は汚いなんて世間へプレゼンしたくありません。身だしなみに清潔感を出すことは、重要な自己プロデュース作業です。
面白いのは、小谷信太は太っていたが体に悪いとのヘンな理由でダイエットはさせず、キャラクターとしてのウリにしたところ。
2.コミュニケーションをとる
野ブタはコミュニケーションを取りに行ったことで、皆に抱かれていた悪いイメージを覆すことに成功した。
「不潔、得体の知れない嫌悪感」が薄らいで「意外といい人」となった。
コミュニケーションによって自分の内面を知ってもらうことはとても重要。第一印象が悪くても大丈夫。
第二印象で取り戻す!意外と...というのがいいのかも。
「第二印象で取り戻せ「挽回」の心理学」にて筆者は、誠実な人柄が伝われば、これまでにない評価を受けることができる、と言われています。
印象が変わったという体験をさせるためには、コミュニケーションとるのが一番の近道。話したことの無い同僚やクラスメイトへの印象は作られた勝手なイメージでしかないはず。
清潔感があればコミュニケーションをとりに行くのは怖くない。第二印象で取り戻す!
野ブタの優しい性格が知れたことでクラスメイトに受け入れてもらえた。誠実さ、真面目さ、優しさはコミュニケーションの中で伝わっていくこと。
3.やる時はやる、ナメられることから卒業する。
いじめられキャラの立場ではどうしてもナメられる。やる時はやる人だと思われることが重要。
桐谷は野ブタの「やる時はやる」を見せつけるために一芝居うつ。
商店街と駅でヤンキーを撃退した(結果的にそうなった)野ブタは「やるじゃん野ブタ!」と、脚光を浴びる。
「なめられない技術」にて筆者は、なめられていてはワガママな人に振り回されて苦しむことになる、と言われています。
表面的なことから内面的な心のことまで、後天的に、一目置かれる存在になるためには技術が必要とされています。
Amazon売れ筋ランキングで1位を獲得。技術を磨いて人に振り回されないようになろう。
やる時はやることを見せつけた野ブタは、これまでと一転、一目置かれる様になる。
野ブタ自身も変わっていく自分に気づき、自身を持つようになった。
一方、桐谷は化けの皮が剝がれはじめ、野ブタとは対照的な最後を遂げる。
後味の悪い最後を小説でご覧ください!
こちらの方が認知されているかと思います。日本テレビで2005年にテレビドラマ化。
公式サイトはまだまだ健在。原作とは異なり、女の子(堀北真希)を男2人(亀梨和也、山下智久)がプロデュースしています。
修二と彰の「青春アミーゴ」が主題歌です。
原作小説とは異なり、プロデュースの過程で桐谷修二の性格が良くなり、後味の良い内容になっています。Huluで見ることができます!