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私の卒論ができるまで: 村上 歓奈(九州大学農学部・2020年卒): 終わりに

九州大学の図書館でティーチングアシスタントとして働く院生が学部時代に卒業論文にどのように取り組んだか紹介します。

目次

初めに

  • 私の卒論シリーズ
  • 今回の先輩は村上歓奈さん

 

できるまでの道のり

  • 卒論の内容と長さ
  • 最終提出までのスケジュール
  • ここがポイント

 

Q&A

  • 普段の生活との両立
  • 活用したツール

 

終わりに

  • 後輩へのメッセージ

 

おまけ

  • 卒論の内容をもっと詳しく

後輩へのメッセージ

さて、ここまで「私の卒論ができるまで」について書いてきました。最後に、私が卒論が完成した後に思ったことについて書いていきます。


 卒論を一言で言い表すならば、 大学4年間の集大成 かつ 研究のスタートライン であると思います。

 

 部活を通して学んだ「目標の立て方」「課題へのアプローチ方法」「長期的・短期的な計画の立て方」「他者とのコミュニケーションの取り方」「自身の考えをアウトプットする力」といったことは、卒論に取り組む上で活かせる場面がたくさんありました。もちろん、卒論は学術的な面が強いので、科学的な思考で物事を考えるという部分に関してはかなり苦労しましたが、今までに培ってきた力は確実に、卒論に取り組む上での助けになってくれました。そういった意味で、卒論は大学生活で自分が身に付けてきた物事の捉え方や考え方を活かせる場であり、大学4年間の集大成であると思います。

 そして、卒論で一番重要なのは、誰もが驚くようなデータを出すことではなく、研究の楽しさに触れることだと私は考えます。ですので、あまり気負わずに、自分のペースでいいのでまずは研究に向き合うことが大切だと思います。そして実験やディスカッションをしていく中で、「研究ってちょっと楽しいかも」と思える瞬間がきっとやってくると思います。その楽しさに触れた瞬間が、本格的な研究のスタートラインであり、大学院への進学という道に繋がっていくと思います。

 

 確かに、卒業するために『卒論の執筆・発表』は避けては通れない道です。しかし、その道のりを「ただ辛く苦しいもの」だと思うか、もしくは「未知のことへ飛び込むワクワク感や期待感に満ち溢れたもの」だと思うかは、自分の捉え方次第です。圧倒的に後者の捉え方の方が、取り組んでいる上で楽しいですし、卒論を通して得られるものもたくさんあります。卒論に取り組めるのは一生に一度だけです!人生でたった一回しかないこの一大イベント、存分に楽しんでいきましょう~!

 そして、卒論に取り組む上で忘れないでいてほしいのが「一人で抱え込まずに、同期や先輩の力も借りる」ということです。人は追い込まれるとどうしても自分の世界に閉じこもりがちですが、そんな時こそ自分以外の人に意見を聞くことが大切です。新しい考えに触れることで、自分自身がぶつかっている壁を乗り越えるチャンスを得ることができますし、私も実際そうやって壁を乗り越えました。


 卒論は「どのような成果を出したか」という結果ではなく、「どのように取り組んだか」という過程が重要視されます

 一生懸命悩んで、壁にぶつかって、頑張って乗り越えようとする姿勢が大切です。壁にぶつかって、どうすればいいか分からなくなった時はCuterに相談に来てください。乗り越えるための方法を一緒に考えていきましょう!