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h-indexの調べ方: Scopus

研究者の評価指標の一つである『h-index』と、その調べ方についてご紹介します。

Scopusを使って調べる

さっそく、Scopusを使ってh-indexを調べていきます。

  1. Scopusへのアクセス
    アクセス方法は、『九州大学附属図書館ホームページ→データベース→Scopus』です。
     
  2. 著者検索
    今回は一件一件文献を探すのではなく、特定の研究者の文献をまとめてヒットさせることを目的とします。
    なので、トップ画面を、文献検索から著者名検索の画面に切り替え、著者名を入力して検索をします。
    (※ファーストネームをフルスペルで入力すると、検索漏れが生じる可能性があります。)



     
  3. 検索結果一覧
    この一覧の画面では、著者プロファイル毎のh-indexを確認することができます。
    複数の著者プロファイルの統合が必要な場合は、該当する情報にチェックを入れて引用分析を行います。


     
  4. 引用分析(h-indexの算出)
    h-indexを算出します。
    とはいっても、h-indexだけでしたら、すでに画面上部に表示されていますので、これを確認してください。
    もし、より詳細な情報が必要でしたら、『h-graph』をクリックしてください。

h-graphを見る

h-graphの各タブから、様々な視点で分析ができます。

①文献数
文献数からの分析が可能です。
掲載雑誌・文献タイプ・出版年・分野の文献数を、それぞれグラフで確認できます。

②h-index
h-index算出のグラフを見ることができます。
このページでも、自己引用の除外の設定が可能です。
また、ページ左の文献一覧は、被引用数が多い順に並んでおり、リンクにもなっています。

③被引用数
年別の被引用数をグラフで確認できます。

④共著者
どの研究者と共著しているのかが、一覧になっています。
また、共著した論文だけでなく、その共著者の論文一覧も表示させることが可能です。



【例】h-indexタブの画面

ORCID

★検索画面にあったORCIDとは何か★

ORCID(オーキッド)とは、簡単にいうと、研究者個人の識別番号のこと。

例えば、結婚して姓が変わったり、国によって氏名の表記方法が異なったりと、同じ著者でも違う表現をすることがよくあります。
逆に、同姓同名の別人、といったパターンもあり、研究者個人の特定が困難です。

表記が違うからといって、異なる著者として認識されてしまう(逆も然り)と、正しい研究実績が出せなくなります。

その問題を解決するため、異なる研究者を区別し、同一人物を正しく認識する手段として、『ORCID』が誕生しました。

このORCIDの番号は、誰でも取得できます。

興味のある方は、一度、詳しく調べてみてください。

登録フォーム

ちょっとした小ワザ①

★検索した文献一覧をファイルに保存したい★

Scopusで検索された結果一覧は、CSV形式で保存することができます。

ページの右上にある、「エクスポート」をクリックするとダウンロードできます。

どこで一覧を保存するかで、保存内容が変わります。
引用分析の画面でダウンロードすると、文献の詳細な情報まで保存されます。
h-graphの画面でダウンロードすると、文献タイトルと被引用数、そしてh-indexといった簡単な情報のみ保存されます。