これまで書いた様に、今まで返却された検査結果を鵜呑みにされていた方、もしかしたら正しくない結果が含まれていたかもしれません。
ほとんど無いとは思いますが。
検査室でも、いろいろなチェック機構を働かせて異常値をはじき出し、結果の確認を行なっていますが、
「臨床症状と一致しない」「検査結果が怪しい」と感じた医師は再検査を依頼するのが良いと思います。
このガイドに記載したこと以外に、まだまだ沢山、臨床検査の落し穴はあります。しかし、
臨床検査に携わる方々が、新検査法の開発、測定試薬の改良、測定の迅速化に励み、日々着実と臨床検査は進化しています。
いつの日か非特異反応の起こらない検査試薬が登場する時代が来るかもしれません。(たぶん、来ないかもしれません)
その時がくるまでは、検査法の原理を理解し、誤った判定をしないよう検査結果を眺める必要があるでしょう。
いろいろと書きましたが、まだぺーぺーな私ですので、間違えなどありましたらご指摘頂けると幸いです。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。