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読めばもっと面白くなる!? 九大で読める漫画関連書籍: 落語漫画

九大で読める漫画関連書籍についてのブックレビューです。一部他の図書館のものもあります。

昭和元禄落語心中

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「昭和元禄落語心中」

雲田はるこ 講談社 現在6巻 (講談社コミックプラスHPに飛びます)

 

刑務所から出所した与太郎が落語の名人・八雲に弟子入りするところから物語が始まり、師匠八雲の過去の因縁が物語に絡まり現代に生きる登場人物たちに影響を与えていきます。

もともと作者がBL畑出身だからか、八雲師匠が本当に扇情的で男の色気を醸し出してたまらんところが魅力です。

他の登場人物も人間臭くて魅力的ですし、伝統芸能である落語についても楽しく学ぶことができるのでオススメです。

今度アニメになるそうです。やったね。

関連書籍 (九大所蔵)

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「現代落語の基礎知識」

広瀬和生 集英社

 

昭和以降に活躍する落語家さんについてや、現代における落語の現状について解説した一冊です。

少し立川談志びいきかなーと思う部分もありますが、どの名人の落語のCDを聴こうかなと思った時には大いに参考になると思います。

「昭和元禄落語心中」によく出てくる古典落語についての詳しい解説はありませんが、漫画を読んで実際に落語を聞いてみたいなと思ったときにこの本を参考にしてみてはいかがでしょうか。


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「三くだり半:江戸の離婚と女性たち」

高木侃 平凡社

 

三くだり半といえば立場の弱い妻に対して夫が叩きつけるものというイメージがありますが、落語には怖~いかかあがたくさん出てきますし、実際にはどうだったのでしょうか?

この本は江戸時代の離婚事情について解説した本です。

実際は妻の方から三くだり半をたたきつけたり、DVを受けている妻を救うために親族などの第三者が書いたりするケースも多かったようで、読むと江戸時代の女性に対するイメージが変わりますよ。


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「豆腐百珍」

福田浩 新潮社

 

 落語ではおいしそうにそばをすすったりなど、食事シーンがたくさん出てきますよね。

この本は江戸時代に大ヒットしたレシピ本の現代語訳です。

実際に現代でも作れるように分量が書かれた掲載されています。

油も肉も使わないヘルシーなレシピが多いので、ベジタリアンの方やダイエット中の方にもお勧めです。

驚くことに、この本のオリジナルの原本が箱崎にあって貸し出しも可能なんです!!

(貸し出しはこちらから)

私はくずし字が読める、との自信のある方はぜひ読んで作って見てください。

つくレポお待ちしています。


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「大江戸料理帖」

福田浩 新潮社

 

大グルメブームだった江戸時代のレシピ本より色々なレシピを集めた一冊です。

私は実際にこのなかの筍羹(しゅんかん、筍の中にエビなどを詰めて蒸した料理)を作って食べてみましたが、結構おいしかったです。

ちょっと一人暮らしのアパートじゃ作りにくいなーという料理もありますが、作りやすいのもあるのでぜひ作って見てください。

江戸時代のものを作って食べ、遠き時代に思いをはせてみるのもまた一向ではないでしょうか。


「風俗江戸物語」

岡本綺堂 河出文庫

 

半七捕物帳の作者が書いた江戸時代の風俗について解説した本です。

徳川家御家人であった父や祖父より伝え聞いた話をもとに、生き生きとした当時の人々の暮らしが伝わってきます。

当時流行したお花見やお芝居の話からお殿様の懐事情まで、内容も多岐にわたっています。

江戸時代の知識が必要な古典落語を聞く際にこの本を読んでおけば、さらに作品世界にどっぷりとつかることができるのは間違いなしです。

関連漫画

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「かぶき伊佐」

紗久楽さわ ビームコミックス 全四巻 (エンターブレインHPに飛びます)

 

知らざあ言って聞かせやしょう         

歌舞伎では一、二を争うほど有名な名台詞ですね。

この物語では主人公伊佐衛門の歌舞伎役者としての成長と共に、歌舞伎という名の根無し草が時代に翻弄されていく様を描いています。

この漫画の細やかな描写から、作者は本当に歌舞伎が好きなことがヒシヒシと伝わってきます。

絵がとてもきれいで、特に着物の柄などが見ごたえがあるので是非読んでみてください。


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「ちょっと江戸まで」

津田雅美 白泉社 全6巻 (白泉社e-netに飛びます)

 

野生児でオスカル的なフェロモンむんむんの旗本お嬢様と女子力53万の超セレブ徳川御三家の若様とのラブコメです。

著者は「彼氏彼女の事情」で有名な津田雅美氏です。

2008年がもし江戸時代だったらという現代と昔がゆる~く混ざり合った世界観で、二人とその周辺人物が面白おかしく青春を謳歌している様子がとてもほほえましく、読んでいてほっこりします。

一応設定が江戸時代なので、相撲や歌舞伎などの文化的要素もふんだんに盛り込まれており、気軽に江戸文化に親しみたい人にお勧めです。