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宇宙入門: アメリカvsソ連の“宇宙開発競争”

これまで宇宙を舞台に行われてきたことを簡単にまとめてみました

Subject Guide

雑賀 翔平's picture
雑賀 翔平
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本ガイドは図書館TA(Cuter)として勤務した際に作成したものです。
勤務期間 :2017年4⽉〜2019年3月
作成時⾝分:⼤学院⽣(修⼠課程)
作成時所属:九州⼤学⼤学院工学府航空宇宙工学専攻
作成者の所属:11_工学府

アメリカvsソ連の“宇宙開発競争”

終戦後,V2を開発した科学者の獲得競争が行われ,アメリカとソ連に多くのV2ロケットと科学者が渡った.V2ロケットと科学者を元に宇宙での主導権を巡る“宇宙開発戦争”が火蓋を切って落とされた.アメリカ側の宇宙開発のキーパーソンは前頁でも出てきたフォン・ブラウンであり,ソ連側のキーパーソンはセルゲイ・コロリョフである.

1957年,ソ連がコロリョフの開発したロケットを使って世界で初めて人工衛星「スプートニク」を地球の周回軌道に乗せ,初の宇宙空間からの通信を行った.当時,アメリカ人はソ連に宇宙から監視されていると思い込みパニックになったそうである.

コロリョフ(左)とスプートニク1号(右)(Credit: russianspaceweb.com)

1961年にはユーリ・ガガーリンが人類初の有人宇宙飛行を行った.「地球は青かった」の“あの”ガガーリンである.(わずか1か月後にアメリカも有人飛行を行ったが2番は歴史に残りにくい...)この打ち上げロケットを製作したのもコロリョフである.

ユーリ・ガガーリン(Credit: NASA)

その後,舞台は地球近傍から他惑星,衛星と移っていった.金星,火星,月などへ探査目的で探査機などが打ち上げられ,1969年にはアメリカが初の有人での月面着陸に成功させた.この月までの打ち上げを行ったロケット“サターンV”の開発を指揮したのはフォン・ブラウンである.

サターンVとフォン・ブラウン(Credit: Swiss Propulsion Laboratory)

その後,ソ連が崩壊し“宇宙開発競争”はアメリカの一応の勝利で終わった.この冷戦期間が人類史上最も宇宙開発が進んだ時代である.

現在は,競争よりは協力の比重が大きくなってきている.次は現在の宇宙開発について簡単に紹介しよう.

 

余談だが,宇宙での動物実験でアメリカは“猿”を,ロシアは“犬“を使っている.まさに「犬猿の仲」である.

興味があれば...