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日本近現代女性作家及び作品: 昭和(戦前•戦中)期

文壇における大家は男性のほうが多いにもかかわらず、女性作家は美しい流星のように輝いている。彼女らは女性特有の繊細かつ流麗な筆致で人生や社会を描き出し、読者を魅了してきた。

解説

    世界史でこの時期は戦乱の時期と言えよう。反戦の陣営に立って、プロレタリア作家として活躍した宮本百合子は、苦難を繰り返し、弾圧されたが、粘り強く文学活動を続けた。

   一方、時の流れに身を任せた作家もいる。その一人は林芙美子。彼女は庶民の生活を描き、従軍体験を書いた。『放浪記』で浮き上がる少女の姿は今読んでも感動する。この二人の作家の時代を違った角度で書いた作品を読んで、不思議に思う。

宮本百合子(みやもと ゆりこ)

宮本百合子  明治32年2月13日〜昭和26年1月21日(1899年~1951年)。小説家。東京生。本名ユリ。大正5年『貧しき人々の群』を坪内逍遥の推薦で「中央公論」に発表。大正7年アメリカ遊学中、荒木茂と結婚。帰国して幾曲折を経た後離婚し、その結婚顛末を骨子として『伸子』(大13〜15)を完成。その後、湯浅芳子とともにソビエトへ旅立った。西ヨーロッパ諸国をも旅行した。帰国後、日本プロレタリア作家同盟に加盟、日本共産党に入党。検挙され、執筆禁止されながら戦いつつ、戦後中野重治らと新日本文学会を組織し、『播州平野』(昭21~22)、『風知草』(昭21)などの小説を書くかたわら、多くの評論随筆を発表し、文芸運動や婦人運動に活躍した。

林芙美子(はやし ふみこ)

林芙美子 治36年12月31日〜昭和26年6月28日(1903年~1951年)。小説家。北九州市門司生が定説。本名フミコ。幼少時に行商する両親について、九州各地や山陽地方を巡回。その後、上京して職を転々とする。はじめは詩人として出発したが、昭和3年「改造社」刊行の自伝的小説『放浪記』はベストセラーになり、一躍流行作家になった。その後、『風琴と魚の町』(昭6)、『清貧の書』(昭6)、『牡蠣』(昭10)、『魚介』(昭15)、『河沙魚』(昭22)など、おびただしい量の短編、長編を発表し、つねに女流作家の第一線で活躍しつづけた。前後八度中国大陸に渡航、その中に二度従軍して戦線に向かい、「女流の一番乗り」と華やかに報道された。終戦後の代表作は短編小説『晩菊』(昭23)と長編小説『浮雲』(昭24〜25)である。心臓麻痺で急死。

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高 静
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本ガイドは図書館学習サポーターとして勤務した際に作成したものです。

勤務期間 :2013年4月~2015年3月
当時の身分:大学院生(修士課程)
当時の所属:九州大学大学院比較社会文化学府日本社会文化専攻