辻村深月の初のルポ&エッセイ集です。辻村深月の興味の赴くままに伝統芸能から、アニメまで幅広く扱ってます。
好きなもの、興味が湧いたものをただ語っているだけなのに、なぜにこんなにおもしろいのか?もちろん彼女の言葉の巧みさもありますが、毎話毎話好きなものを好きって気持ちに溢れているのが微笑ましくて、くすっとして気づけば声を出して笑ってしまいます。
”限度額の範囲内で好きなだけ辻村さんが欲しい本を買ってください”という企画で、辻村深月が各本への思い入れを語りながら、わちゃわちゃする話は、彼女が目を輝かせてる様が目に浮かぶようでなんともおかしかったです。(といういか、こんな企画自分もやってみたい笑”)
詳しくなんてなくても、ミーハーでも、世間様に口にするのは恥ずかしいものでも、好きなもの、興味を持ったものにはいつからだっていい、突っ込んでいけばいいんだと思わせてくれた一冊です。