いかがでしたでしょうか
紹介できる例は、なじみの薄いくすりでしたが
アルコールの例もありますし、今後研究が進められていけば、市販の風邪薬レベルでも、効き目の個人差のメカニズムがわかる
かもしれません
遺伝子情報は、プライバシーの塊でありながらも、自分のそういう情報は、知らない人が圧倒的です
ですが、Z◯Z◯SUITで 自分の身長やウエストのサイズ がわかっていれば、自分にぴったりの服が見つかりやすいように
薬物代謝酵素やトランスポーターなどの遺伝子情報を、すこしでも把握していれば
将来病気にかかっても、スムーズな薬物治療設計のオーダーメイドが、可能です
薬とあなたの相性
というのは
普通の用法用量では、狙った効きかたにならない場合がある(=相性がわるい)というお話で
本ガイドでは、その原因の一つである「遺伝子多型(SNP)」に焦点をあてました
くすりの効き目とSNPの関係は、積極的に研究が進められているものの
臨床現場で実際に確かめて、遺伝子診断に保険を適用させた例などは、ごくごく限られています
また、肝心の遺伝子診断のコストも決して安価とは言えず、実現への道のりは長いと言えます
でも、そんな「オーダーメイド医療」が、いつか現実味を帯びてきたとき
このガイドの中身を思い出し「実現するのかすげえな!」と思っていただけると幸いです
僕も楽しみです
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました