Skip to Main Content

オーロラの不思議: 宇宙から見るオーロラ

オーロラといえばカーテン状の緑色の光を思い浮かべると思いますが、実はオーロラはいろんな表情を持つ現象です。今回はそんなオーロラの不思議を紹介したいと思います。

国際宇宙ステーションから見たオーロラ

オーロラが起きるのは、ちょうど国際宇宙ステーション(ISS)やスペースシャトルの飛ぶ高さと同じくらいなので、ISSはオーロラを見るのに最適な場所なんです。宇宙飛行士たちはオーロラの中を突っ切ることもあり、宇宙飛行士のドナルド・ペティットは、そのあまりの美しさと近さに思わず手を伸ばして触ってみたくなったと言っています。

オーロラ観測専用の人工衛星『THEMIS(テミス)』というものもあり、地上だけでなく、宇宙からもオーロラを観測して研究に活かしています。

下の写真が、実際に宇宙から見たオーロラです。他にもNASAやJAXAのページにたくさんの写真や動画があるので、是非以下のリンクを見てみてください。

NASA ↓↓↓

https://www.nasa.gov/mission_pages/sunearth/aurora-news-stories/index.html

(オーロラの美しい写真だけでなく、オーロラ研究に関する様々なミッションも紹介しています。そちらもぜひ見てみてください!)

JAXA↓↓↓

https://fanfun.jaxa.jp/topics/detail/2400.html

(国際宇宙ステーションから見たオーロラ動画を掲載しているページです。オーロラ以外にも、宇宙ステーションがどのような動きをしているかといった豆知識も載っています。)

https://www.nasa.gov/mission_pages/sunearth/aurora-image-gallery/index.htmlより引用

他の惑星のオーロラ

地球以外の惑星でもオーロラを見ることができます。

オーロラが起きる条件は「太陽風、磁場、大気」です。この条件が揃えばオーロラは発生します。

例えば金星や火星では、磁場がないので、地球のような南北両極のオーロラは存在しません。また、磁場はあっても大気がない水星では、オーロラは見えません。

一方、磁場と大気のある木星土星ではオーロラは見えます。ただし、木星と土星の大気は水素が主成分なので、オーロラはピンク色です。(木星のオーロラは、紫外線で撮影しているので青色に見えていますが)

下の写真は、NASAがハッブル宇宙望遠鏡で撮影した土星と木星のオーロラです。

https://www.nasa.gov/multimedia/imagegallery/image_feature_1083.html

https://www.nasa.gov/feature/goddard/2016/hubble-captures-vivid-auroras-in-jupiter-s-atmosphereより引用