どんな図書館にもあるのがAV資料、すなわち映像資料です。
公共図書館では上映会などしているところもありますが、大学図書館では所蔵点数も少なく貸出不可なことから、あまり注目されることがありません。
そこに目をつけた映画好きのCuterが映画の上映会を企画しました。
『本について語らう「読書会」がアリならば、映画について語らう場があってもいいのでは?』
映画の楽しみ⽅は⼈それぞれ。
〈映画監督〉から映画を楽しむ、というのはいかがでしょうか?
映画監督に焦点を絞ってみると、今までとは違うものが⾒えてくるかも?!映画を⾒た後の感想を⾃分だけのものにしておくのはあまりにももったいない!
隣の⼈と⼀緒に感想を話し合い他愛のない話をしているうちに、映画はもっと楽しくなる!
ということで、各⽉に⼀⼈の映画監督を決め、その監督の代表作2篇を隔週で上映することにしました。
さらに期間中、上映作品・監督コーナーを設置し、制作秘話が分かる軽い記事から、ちょっと難しい映画評論まで、幅広い書籍を集めて展示しました。
まずは2016年8月のテスト期間明けに、プレイベントとしてスティーブン・スピルバーグ監督 『ジョーズ』(1975年)を上映、
5か月にわたって続くシリーズ企画となりました。
特筆すべき点は、上映会後の座談会が毎回とても盛り上がったことです。
Cuterの素晴らしいファシリテーターぶりも大きいですが、参加者の大部分を占めた学部生に対して、学術的議論の入門の場として意識の向上を促す効果があったと感じています。