中畑龍俊教授(京都大学iPS細胞研究所副所長)、齋藤潤准教授(京都大学iPS細胞研究所)らの研究グループの柳町昌克特定研究員*は、iPS細胞から 免疫担当細胞である樹状細胞やマクロファージを安定して分化誘導する方法を確立しました。樹状細胞を用いた悪性腫瘍に対する免疫療法や、リウマチ性疾患な どの患者さんから樹立したiPS細胞から誘導した免疫担当細胞を用いた新たな病態解析や治療薬探索の新たなツールとなることが期待されます。
皆さんいろいろな疑問を持たれたことでしょう。
・iPS細胞はいろんな形の細胞になって、目や耳や肝臓などの再生医療に役立つのでしょう?
・なんとなく聞いたことはあるけど、免疫療法って何だろう?
意味の分からない用語が多くて混乱することもあるかと思います。次の項目から用語を解説し、この記事がいかなることを私たちに伝えようとしているのかを順を追ってみていきましょう。