トカラ列島と聞くと、カリブ海の赤道直下の島々か、あるいは地中海島々だろうかと思うかもしれません。
どことなくエキゾチックな響きを持つこの島嶼は薩摩半島と奄美大島の間にあります。
実は奈良時代に成立した日本書紀でもすでに記されています(ただしここでの"吐火羅"はペルシャの可能性がある)。
吐噶喇(トカラ)列島は行政区域としては鹿児島県鹿児島郡十島村(としまむら)です。無論、郵便物も唯一の交通手段のフェリーや高速艇といった船舶の運行にさえ支障がなければ滞り無く往来できます。
いま船舶を"唯一"の交通と書きましたが、これは貨物に限った事ではなく、人についても同じです。
もっとも重病人が出た場合にはこの限りではなく、ドクターヘリにより鹿児島本土へと移送されるとのことですが。
そんな絶海の孤島とも言えるトカラ列島には未だ手つかずの自然や文化が多く残されています。今も古き良き自然と文化の残るこの島々で、日頃の疲れを癒し、刻を忘れてみませんか?
奄美大島は名瀬港より、高速艇で一路トカラへ。
参考http://home.f01.itscom.net/yaeno/Cap.Kidd04.html
トカラの地を踏む方法には主に二つあり、手段としては船しかない。
トカラ列島の行政区分である十島村(としまむら)のwebサイト詳しいが、二つ経路とも鹿児島市の鹿児島港または奄美大島の名瀬港の出発である。
定期フェリーの「フェリーとしま」は鹿児島港と名瀬港のどちらからでも乗船できるが、チャーター船の「ななしま2」は名瀬港からしかでないので注意。
また、「ななしま2」の場合、奄美大島から最寄りの宝島へ向かうにしても片道3万円かかるため「フェリーとしま」がオススメ。
見えてきました宝島。