失敗から学ぼう①の続きになります.
アガロース粉末を1xTAEで溶かすべきところを,
間違えて純水で溶かしたアガロースゲルがありました.
私は,「そのゲルはもう使えないんだ.」と
安易に考えて,率先してゴミ箱に捨てました.
しかし,これは大きな間違いで,実はゲルを捨てずに済む方法がありました.
一般的に1xTAEは,50xTAEを純水で50倍に希釈して作製します.
と,言う事は!
2xTAEを作製して,追加分のアガロース粉末と一緒に,
間違えて純水で溶かしたアガロースゲルと混ぜたら,
何の問題もなく実験に使用できていました.
それなのに捨ててしまうなんて・・・勿体ない!
実験では失敗したと思っても,
それを補う方法がある,場合もあります.
その方法を見逃さずに失敗をリカバリーする事によって,
時間やお金,物の節約になるのではないかと思います.
私が無駄にしたゲルは50mL程でした.
これだけあれば,
あと3回は電気泳動できていたのに・・・
もったいない!