私は大学生の頃,臨床検査技師を養成する学科に所属していました.
マイナーな職業ですが,臨床検査技師は病院で働いて,
血液や尿から患者さんの健康状態を調べる仕事をしています.
そのため,大学で開講される講義や実習は病院で働くのに必要な科目が中心でした(当然ですが)
従って,授業で研究方法について学ぶ機会はほとんどなく,
4年生になって研究室に配属されても,何を勉強すればいいか分からない状態でした.
しかし,教授のご指導のおかげで,少しずつ研究の方針や必要な知識を学びはじめ,
その後の卒業研究や,修士課程を経て学んだのは,実験方法の原理を理解する大切さでした.
実験原理を知っていると,実験がうまくいかない時でも,
その原因を突き詰めやすくなったり,新しい事柄への応用も可能になります.
そのため,これから研究を始める人にも,実験原理の大切さ・面白さを知ってもらうために,
生命科学分野で最も初歩的で最も重要な実験方法である,PCRについて紹介していこうと思います.
それぞれのページに問題をつけています.
あえて答えは載せていませんが
気が向いたら考えてみてください(,,゚Д゚)