では,実際にディベートとはどのようなものなのか見てみましょう.
ディベートではまず最初に議題が与えられます.試合のずいぶん前から分かっているものもあれば,直前に発表になるものもあります.
ここでは,僕がやっているParliamentary Debate(即興型ディベート)についてご紹介したいと思います.
Parliamentary Debateでは試合の20分前に議題が発表されます.
身近な議題から一つ,実際に昔から議論されてきた「タバコを禁止すべきかどうか」という議題で進めていきます.
Parliamentary Debateは議会をモチーフとしたディベートなので,賛成側をGovernment(政府側,略してGov.),反対側をOpposition(野党側,略してOpp.)とします.
つまり,Gov.が政策を提案し,Opp.がそれに反対するという構図です.
20分の準備の後,Gov.,Opp.の順で意見を述べます.(左がGov.,右がOpp.です)
この後,Opp.とGov.がそれぞれ1回ずつ議論をまとめる時間がありますが,ここでは割愛します.
議論が終わった後,ジャッジと呼ばれる審判(通常1人,大きな大会では複数人)がどちらが勝ったか判断します.
どうでしょう,ディベートの流れはつかんでいただけたでしょうか?