3年生になると、いよいよ本格的に
「実習」が始まります。
2年生までの実習では
・患者さんとコミュニケーションをとる ・情報収集をする
が主でありましたが、3年時から始まる臨地実習では
疾患についての知識
が必須となってきます。
体力的にも精神的にも大変な実習ですが、学ぶことは多いです。
その実習を充実したものにできるように手助けしてくれる本と、
4年時から始まる看護研究についての本を紹介しています。
実習中は、様々な
検査データの正常値
を表にして持っておくとよいです。
患者さんはいろいろな検査をしますので、とりあえず代表的なものは
数字を見て正常か異常か判断できる
ようにしておきましょう。
疾患の理解も深まると思います。
また、患者さんが服用している
薬の作用・副作用
についての理解も求められます。
主な作用と、重大な副作用
だけでも即座に答えられるようにしておくといいですね。
総じて、実習は大変ですが本当に勉強になることがたくさんあるのです・・・。
【実習関係】
病期・病態・重症度からみた疾患別看護過程+病態関連図 【医学書院】
出版年:2012年 ISBN: 4260015613
所蔵場所:医学図書館 所在記号:WY 100/B 99/2008
実習の際に一番大変な記録と言えば、看護過程なのではないでしょうか。この看護過程シリーズの本は、その記録を書く際に非常に役に立ちます。私は、この疾患別の看護過程の本を使っていました。この本には、看護過程のことだけではなく、治療や検査方法など実習に行くうえで知っていたほうがよい知識がたくさん記載されています。看護過程のレポートはこの本をベースにして患者さん個別性を加えていくと良いのではないかと思います。小児や老年、母性など分野別のものもあるので様々な場面で活用できると思います。
この本の他のシリーズ
・症状別看護過程 ・小児看護過程 ・母性看護過程 ・老年看護過程
出版年:2013年 ISBN: 4896324633
所蔵場所:医学図書館 所在記号:WB 100/B 99/v.10/2013
イラストと詳しい説明で、理解しやすいです。看護師のみを対象にしている本ではないので、少し難しい内容もあるのですが知識として頭にいれておいて損はないと思います。
特にこの産科の本は、母性看護学実習の際には本当に役立ちます。お産の流れや、各妊娠周期での観察項目などがイラストを交えて記載されていますのでイメージもしやすいです。
【その他】
出版年:2008年 ISBN: 4818013641
所蔵場所:医学図書館 所在記号:WY 20.5/Ka 54/2008
実習で大変なのに、今研究の話なんて・・と思っている人も多いかもしれませんが、ぜひ一読されることをおすすめします。深い内容を理解する必要はありませんので「看護の研究ってどんなもの?」といったような感覚で入門編として読んでみてください。研究について少し触れていると、実習中に何か疑問に思ったことがテーマにつなげられるかもしれません。