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ようこそ深海へ: 深海生物

いま海底資源に脚光が集まっている。その成因や開発の研究は今後の日本の発展には欠かすことができないだろう。本ガイドはその入門的な位置づけである。

深海生物の生存戦略

黒いスケーリーフット(JAXAより

さて、深海生物はみなさんもご覧になったことがあるかもしれません。よくテレビでも取り上げられています。

  ・目が退化している

  ・ヌルヌルしている

など明らかに特徴的な外見をしています。

目が退化しているのは、暗黒の世界で暮らす彼らにとって必要がないからでしょう。

ゼラチン質なのは高い水圧に耐えるためと言われております。もし表層に生きる魚のように浮袋を持っているなら水圧で即ペチャンコです。

なんせ、水深6500mにおける水圧は、1cm²あたり670kg(キーボードのボタン一つに700kgくらいの重さがかかっている!!)

そもそも深海に生命は存在しないと考えられていました。潜水艇が発展し、深海へアクセスできるようになり、その考えが覆されたのは比較的最近の

ことです。

低温高圧暗黒の深海には海洋表層のように多くの生命(種)はいません。すなわち食べ物がありません。深海生物がそのような環境を選択

したのは「食べられる心配が少ない」からだと考えられています。逆転の発想です。真っ暗でなかなか配偶者に出会うことが難しいため、

チョウチンアンコウのメスは巡り合ったオスを体に同化(くっつける)してワンチャンスをものにします。

 

Photo by JAMSTEC(インド洋熱水域のブラックスモーカー)

また、海底熱水噴出孔周辺にもエビやカニ、チューブワームなど多様な生物が確認されています。

一番上の写真のスケーリーフット(黒いので通称「黒スケ」)は鱗を持っていて、FeSでできています。鉄の鎧をまとっています。その後、白いスケーリ

ーフット(こっちは「白スケ」)が発見されました。白スケの殻は普通の殻です。でも、強度的には白スケの殻の方が強いのです。ウケますよね(サイエ

ンス的に)。鱗にFeを取り込む必要はあったのでしょうか…。

海底下の熱水は岩石と反応して酸素が抜かれているので酸素を用いた代謝ができません。ここに住む微生物たちは熱水に溶けている色々な化学

種(S, Fe, CH4, H2など)を酸化したり還元したりして、そのときに発せられるエネルギーを利用しています。

熱水噴出孔の環境は太古の昔から変わらず、私達が見たこともない特殊な生物がまだまだ棲息しているかもしれません。

27億年よりも昔、地球には酸素はありませんでした。そのような環境からどのように生命が発生したのか。はたまた宇宙から来たので

しょうか??そのヒントを与えてくれるのが海底熱水かもしれません。

 

専門ではない僕が大きいことを言うと、専門の方に怒られてしまうのでこれくらいにしておきます… 

 

                 

 

潜水調査船が観た深海生物: 深海生物研究の現在 = Deep‐sea life : biological observations using research submersibles (第2版) (中央・理系) … これは、、、すごい。子どもが喜びそうな一冊。

深海生物 : 奇妙で楽しいいきもの (理系) … 著者は「情熱大陸」や「ガイアの夜明け」に取り上げられた経歴を持ちます。

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最近は深海水族館も多くなってきましたね!!