ご搭乗ありがとうございます。
理学府地球惑星科学専攻修士2年
蝦名 直也(エビナ ナオヤ)
です。
僕は学部から一貫して海底熱水に興味を持って研究しています。
深海はこれまであまり脚光を浴びてこなかった世界ですが(実際に真っ暗ですが)、最近はメディアにもよく取り上げられるようになってきました。
「宇宙か??深海か??」と言われるほどの未知の世界を皆さんに知っていただきたいので、簡単ですが紹介しようと思いました。
それに付随して関連図書も紹介しておりますので、ぜひ図書館で借りてみてください。
海を潜って行くと、深さとともにどんどん日が暮れていきます。200mにもなると日光が届かずあ
たりは真っ暗。200m以深を深海と呼ぶのはこのためです。
深くなればなるほど水温は低下し、水圧も増大。光もない。そんな環境にもしっかり生物が生き
ています。
海底から勢いよく噴き出す300°Cを超える熱水噴出孔周辺にもしっかりと生命が根付いていま
す。
さらに海底下の熱水中には海洋中の微生物の種の99%が生息するとも言われており、「深海こ
そが地球上の生命の起源なのではないか??」といま注目を浴びています。
地球最後のフロンティア:深海
そこはどんな世界なのでしょうか??
このガイドでフレームワークを掴んでもらえと嬉しいです。