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ようこそ深海へ: 深海の構造

いま海底資源に脚光が集まっている。その成因や開発の研究は今後の日本の発展には欠かすことができないだろう。本ガイドはその入門的な位置づけである。

水深

HADEEP (http://www.aori.u-tokyo.ac.jp/project/hadeep/knowledge.html) ※現在はリンク切れ

深海は広義的には200m以深を指します。200mにもなると太陽光が届かないためです(サンゴの化石が見つかればそこは浅海だったと

いう根拠はそのためです)。

水深ごとに海を区分すると(括弧内は全体に占める割合)

  0~200m:表層(2%)

  200~1000m:中深層(200~3000mで26%)

  1000~3000m:漸深層

  3000~6000m:深海層(70%)

  6000m~:超深海層(2%)

と呼ばれます。

200m以下の水深は全体の98%を占めるのでだいたいは深海ということになります。

陸で一番高いのはエベレストでだいたい9000m。深海で一番深いのはマリアナ海溝の11000m。実は地球の表面は最大20000mの

凸凹があるということです。

ちなみに海の平均水深は3800m。富士山がちゃぽんと浸かってしまいますね。

地形

           Photo by JAMSTEC

 

C0002の文字が記されている平坦な地形を大陸棚と呼びます。良い漁場です。

その下の急峻な大陸斜面を下りていくと、まるで砂漠のような殺伐とした深海平原が現れます。

広い深海平原には海山が出現したりと起伏に富んでいます。Google Earthは海底地形をすばらしく表現していますので見ていて楽しいですよ(https://www.google.co.jp/intl/ja/earth/)。

両方読んだことはないですが、さらっと見たところ基本はプレートテクトニクス理論に基づいております。

どんな岩石があるか、海底下はどういう構造をしているか、、、それらは深海研究の重要な分野のひとつです。