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理系の国家公務員: 試験の内容・日程

3年間の公務員試験体験談をここにまとめます。

試験の日程

 平成30年度の国家一般職の試験日程です。民間企業より開始が遅く、6月中旬から本格的な試験が始まります。試験申し込みは無料ですので、受けようか迷っている人も申し込みだけしておくといいかもしれません。(詳しくはこちら→http://www.jinji.go.jp/saiyo/saiyo.html:無料のメールマガジンに登録しておくと、予約開始日や説明会などの最新情報を受け取ることができます。私も活用していました。) 

試験は大まかに、筆記試験→面接(公務員になれるかどうか)→面接(希望官庁とマッチングするかどうか)

という流れです。公務員になれるかどうかの資質をチェックされたのちに、初めて志望する官庁との面接ができるわけです。ですので筆記試験は高得点を取るに越したことはありませんが、力配分を間違ってはいけないことは確かです。筆記試験合格発表後すぐに面接試験があるので、筆記試験対策と同時に面接対策も始めると良いと思います。

以下からは国家一般職の試験内容について少し説明します。


【一次試験】

 一次試験は筆記試験です。マークシート形式の試験と記述試験があります。マークシートの試験は、「基礎能力試験」と「専門試験」に分かれています。記述試験は、区分によって「一般論文試験」もしくは「専門試験(記述式)」となりますが、どちらも小論文のようなものです。

基礎能力試験(多肢選択式)

 出題範囲は広く浅いです。毎年の傾向が掴める問題もありますが、時事問題もあります。過去問を解いてみて、自分の苦手な分野や問題のタイプを知ることが重要だと思います。また全ての問題をじっくり考えるほど試験時間がないので、時間配分も作戦を練る必要があります。

専門試験(多肢選択式)

 上記の基礎能力試験は全員が共通の問題ですが、専門試験では、受験区分によって問題が異なります。区分によっては選択問題も出てきます。ここが理系の方の腕の見せ所です。高校時代の教科書などがあれば、試験対策に使うことができます。

専門試験(記述式)

 与えられたテーマに沿って、小論文のようなものを書きます。試験時間が1時間しかないので、いかに論理的に順序よくまとめることができるかを問われていると感じました。きちんとアウトラインを考えることが重要だと実感しました。

一次試験のための参考書

面接のお守りとして

一次試験合格者のための

 一次試験合格発表後に、一次試験に合格した人のための説明会が開かれます。希望官庁についてあまり知ることができていない人は、ぜひこの機会を利用してみてください。二次試験に臨むための活力になります。また、ほとんど全ての官庁が説明会を行いますので、これまで気付くことのできなかった官庁の魅力に気付くことが出来るかもしれません。


 また、「女性のための」説明会もありました。結婚・出産を経験した職員さんの生の声が聞けました。特に理系の技術職の女性の方のお話はなかなか聞くことができないので、とても参考になりました。経験者の話を聞くことで、長期的なライフイベントも視野に入れた職業選びができると思います。

二次試験(人物試験)

 一次試験を合格すると、いよいよ二次試験の面接です。やはり面接が重要となりますので、積極的に自分をアピールしましょう。

【二次試験(面接試験)】

 面接の際の資料として、「面接カード」を書きます。いわゆるエントリーシートのようなものです。ただし、一般的なものとは違い、各項目(志望動機など)を、A4用紙一枚に3行程度ずつまとめなければなりません。長く書くのも大変ですが、短くまとめるのも大変です。学業面で頑張ったことや社会活動で頑張ったことなどを書く欄がありますので、それぞれ面接官が質問しやすいような文章にすることが重要です。

面接場所:合同庁舎

面接時間:15~20分

面接形式:個人面接

 きちんと受け答えができればそれほど難しいことはありませんので、しっかり準備をしていきましょう。

私は準備のために、大学の就職相談室を利用しました。(九州大学 就職支援のページ→ http://www.kyushu-u.ac.jp/ja/education/employment/consultation_office)

こちらでは面接練習やエントリーシートの添削などをしてもらえます。私は面接カードの添削をしていただきました。自分のエピソードを人に掘り下げてもらうことで、話の流れが整理されて他人にもわかりやすい文章構成になりました。またアドバイザーの方と話すことによって自分に自信を持つことができました。家族や友達と話しにくいことでも、進路のプロに相談してはいかがでしょうか。

官庁訪問

 二次試験に合格すると、最終合格者となり成績順に名簿に載ります。成績順に採用されるとは必ずしも言えませんが、いい成績の方がいいことは明らかです。最後は官庁訪問という名の最終面接になります。総合職では同じ官庁に3回以上面接に行かなければなりませんが、一般職では1回きりの官庁が多いようです。詳しい仕組みが知りたい方は以下のサイトを参考にしてください。

           ←総合職のスケジュール
(人事院HPより http://www.jinji.go.jp/saiyo/saiyo/sougou/guide2018.pdf 最終アクセス日:2019年2月4日)

 総合職では面接日にその場で面接カードを書くこともあるようですので、事前の準備が非常に重要になってきます。一般職では事前に書いて行くことが多いようです。官庁訪問では志望動機の他、どのような業務や政策に興味があるか、自分の研究や経験がどのように業務に役立つのかを答えます。エピソードを根拠として考えを伝えることで、具体的に想像しやすく、話す言葉にとても説得力がつきますので、話したいエピソードは深掘りしておくといいです。

 緊張するとは思いますが、「一緒に働きたい」と思ってもらうことが大切です。普段の自分を出して、最後のアピールをしましょう。

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何が違うのかな?