文化の面でもトカラには興味深い事例がいくつもある。悪石島のボゼの祭りや平家の落人伝説やそれに関連した元服の儀が残っている。面白い事に、宝島の墓石に刻まれている家紋のほとんどは揚羽蝶であった。平安の世に栄華を築き、壇ノ浦に散った平家であるが、その平家に属して戦った平氏や他の氏族の中にはこの揚羽紋に類似したものを使用していたものが多かったようである。これもまた興味深い。
小宝島の一風景。看板には平家の落人が隠れ住んだ大岩屋と書かれている。
文化といえば食文化です。お刺身が最高でした。
中でも夜光貝は絶品です。お土産にもらえる貝殻を磨けば螺鈿が映えて二度おいしい。
宝島ではこんな絵はがきも売っていました。
平島の「元服の儀」について、毎度おなじみの十島村のwebサイトにその記述がある他、日食で有名になった悪石島には「ボゼの祭り」が催される等、各島それぞれでも違う行事があるようです。
文化ではないですが、宝島には岸壁ではこんな現代アートがお出迎えしてくれます。