近世の日本史に影響を与えたトカラでの出来事がいくつかある。宝島文政7年(1824)イギリス船乗り組員が島民の家畜を強奪する事件が発生し、これが翌年の異国船打払令の一因となったと宝島の石碑には刻まれている。
また余談であるが、戦前の昭和12年(1937年)2月5年の東京日日(現:毎日)新聞、読売新聞が外務省に舞い込んだ怪文書を取り上げ、海賊キッドの財宝が宝島に眠ると報道した。終戦後の昭和48年その記事をもとに宝探しブームが起きたのである。残念ながら大した成果はないものの幾度もテレビ番組で発掘がとりあげられている。
当時の家畜の子孫かどうかはわかりませんが、今日もたくさんの牛たちが草を食んでます。
小宝島の遠景は妊婦に見えるという。小宝島(こだから)に妊婦とはうまくできているものある。ちなみに小宝島の隣には小島(こじま)という島もある。
最後にトカラ列島に滞在する際はキャンプ場を借りるか、民宿に泊まることになる。民宿も季節によっては営業していないことがあるので事前予約は確実にしておこう!民宿の方はとても親切で、今年うちには宿泊した民宿から年賀状が来ました。
なお、島には商店も少なく(宝島と小宝島には自販機もありましたが)、あるとしても営業時間が非常に限られているので注意しましょう。
例えば宝島の民宿「浜坂荘」では島の港まで迎えに来てくれました。