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★DNAって何だろう?: シャルガフの実験

皆さん,一度は耳にしたことがあるであろうDNAという言葉.DNAってどんなもの?DNAっていつ見つかったの?DNAって何で大事なの?そんな素朴な疑問に答えるガイドです.

エルヴィン・シャルガフ(1905-2002)

DNAの構造研究において、非常に重要なデータを出したにも関わらず、それが示す事実に気付くことができなかった不遇な科学者です。しかし、彼が行った実験は今でも広く知られており、その名を後世に伝えています。

実験結果が意味することは?

さて、エイブリーの実験により、遺伝子の本体はDNAであることがわかりました。

ここで、科学者たちはDNAはどんな構造をしているのだろう?と考えるようになります。

最初に重要なデータを出したのがシャルガフという人です。

彼が実験を行ったのが1950年.DNAの構造が特定される3年前のことです.

シャルガフはDNAを粉々にして,その中にある成分にどんなものがあるのか調べていました.

この実験で,シャルガフは奇妙な関係式が成り立つことに気づきます.

さて、どういうことでしょうか?

つまり、Aが2つあれば、Tは2つ、Cが3つあればGは3つあるということです。

結局シャルガフは答えを出すことが出来ませんでした。

これに答えを出したのは、後ほど詳しく紹介するワトソンクリックという科学者です。

彼がどういう答えを出したのか、先に進む前にしばし考えてみてください!

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上土井 宏太
連絡先:
本ガイドは図書館学習サポーターとして勤務した際に作成したものです。

勤務期間 :2013年4月~2015年3月
当時の身分:大学院生(修士課程)
当時の所属:九州大学大学院工学府化学システム工学専攻
分野: A12_工学府