「よい」実験ノートを書く作業は道具選びから始まっています。
ノートと筆記用具の2点について紹介します( ゚∀゚)
みなさんはどんなノートを実験ノートとして使っていますか?
おそらく普通の大学ノートを使っている方が多数派だと思います。
ではルーズリーフを実験ノートとして使うのはあり?なし?
答えは、「ありといえばあり」です。
ルーズリーフ形式で実験ノートをとると後で差し替えが出来てしまうため、一般的に実験ノートは製本されたノートに書くことが推奨されます。
しかしルーズリーフであっても必要十分な実験内容の記載、共同研究者などの第3者の記録などがあれば、実験を行った証拠として使えます。
研究室によってはルーズリーフで書くように指示されているところもあるみたいです。
ただ、ルーズリーフで書いた実験ノートはばらばらになりやすいので、ずぼらな人にはオススメしません。
修正したのではないかと疑われたり、間違って消えたりしないようにボールペンで記入しましょう。
逆に使ってはいけないのが修正ペンや修正テープです。
間違って記入をしてしまった時は線をひいて修正します。
分かりやすくなるように色ペンやマーカーで線を引くのはOKです。
紙ベースではない実験ノートも実は存在します。
製薬メーカーを中心に実験ノートの電子化が進みつつあり、いくつもソフトウェアが開発されています。
検索性のメリットや実験の生データの多くがパソコン由来であることを考えれば、電子ノートの普及はますます広がると考えられます。
実験ノートはいくつかの会社から市販されています。
普通の大学ノートと何が違うかというと、例えば
・改ざんを防止するための工夫が施されている(レインボー色のかがり糸とか)
・記録日や主題の記入欄がある
・耐薬品.耐水性
・紙質がよくて書きやすい
など、いくつか工夫がなされています。