肝臓は瑞々しく,辺縁も綺麗に尖った臓器です。
実は体の中で最大の臓器だったりもします。
よく沈黙の臓器とも言われる肝臓ですが、その実かなりの働き者です。
肝臓の働きを大まかに分けると ”合成” ”分解” ”貯蔵” の3つになります。
・合成…タンパク質(アルブミン、リポ蛋白、血液凝固因子)、酵素(コリンエステラーゼ)、胆汁酸
・分解(排出、抱合なども含めて)…薬物、毒物の分解(アルコールなど)、ホルモンの不活性化、間接ビリルビンの抱合
・貯蔵…グリコーゲン、中性脂肪(トリグリセリドなど)、ビタミン(A,Dなど)
*グルコース、脂質などとして全身に供給
というようなものが挙げられます。
生物の三大栄養素である糖、タンパク質、脂質をはじめ、ビリルビン、ビタミンD、ホルモンなど様々なものの代謝を肝臓は担っています。