実際の大学院での生活を伝えていきます。
1年目 授業&週1回のゼミ
週一回のゼミで自分が行ってきたことや意見に対して,先生方や他のゼミのメンバーから意見を頂きます。そこから自分の意見を客観的に見て考えます。
倫理審査委員会・・看護研究では,研究の対象が人なので研究の内容が倫理的に問題がないものかどうかを委員会で検討されなければなりません。そこで承認されると研究を行うことができます。
2年目 調査,論文執筆,発表
この他にも,学会発表などが間に入ってきます。
先生の指導の方針によって変わってきますが、だいたいはこのような感じになると思います。
2年間は本当にあっという間なので,計画的に過ごしていくことが必要です・・
とにかく、看護系の大学院に進学すると社会人の方がほとんどです。
現場でいうと、10年以上の経験があるベテランの立場にあたるような方がいらっしゃることもめずらしくはありません。
そういった環境に最初はとても緊張していて、
「はたして私は上手くやっていけるのだろうか・・
この中で自分の意見をはっきり言うなんてできるのか」
と不安にばかり思っていました。
しかしいざ入学してみると、社会人の方々は様々な自分の経験を話してくださり本当にためになる事ばかりでした。
また、きちんと自分の立場に自信をもって意見を述べることが本当に大事です。自分の意見がきちんと言えないと社会人の方々の中では、逆に呑み込まれてしまう可能性が大きいです。
勉強しながら現場の人の意見を聞けるなんてこんな機会は他にはないのではないかとつくづく思います。
珍しい環境に飛び込んでいくことはとても難しいことではありますが、
それだけ得られるものは大きいなと自分自身感じています。
大学院を卒業したら、どのような進路が選択肢としてあるのでしょうか。
次の3つが考えられるのではないかと思います。
①博士課程へ進学する
②臨床に出る(戻る)
③働きながら進学する
博士課程へ進学するのか、臨床に出るのか。それとも両立していくのか。
修士の段階で、働きながら勉強される方もかなりいらっしゃいます。
将来、教員として働きたいと思っている方は博士の資格を求められることが多いですのでどこかで進学することが望ましいでしょう。少数ではありますが、臨床経験なくそのまま修士、博士へと進学する方もいらっしゃいます。
あとは、将来のことであったり家族の理解、お金などいろいろなことが関係してきますので、
一概にこの選択がベストだということは言えません。
自分のキャリアをどう考えていくか。なかなか難しいですね。