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知っておきたい検索テクニック: Google Scholar

Google Scholarとは?

Google Scholar は、Googleのサービスの一つとして、学術的な文献を検索するために開発されたツールです。

前ページで紹介したWeb of Science、Scopus等と比べると、より幅広く学術情報を検索することができます。

しかも無料で誰でも利用できます。

手軽に検索できますが、収録情報の幅広さならではの強み、弱みを理解して利用することが大切です。

 

どんなものが検索できるの?

分野や発行元を問わず、学術出版社、専門学会、プレプリント管理機関、大学、およびその他の学術団体の学術専門誌、論文、書籍、要約、記事。学術出版物や学会論文のほか、ウェブ上で閲覧可能な学術資料も含まれる。

Google Scholar について https://scholar.google.co.jp/intl/ja/scholar/about.html

<注意点>

  • 何がどこまで検索できるのかはっきりしない
  • 複数のバージョンや準備段階の記事も表示されるため、最新の情報でなかったり、不完全な情報だったり、間違いがあることもある

巨人の肩の上に立つ

Google Scholarのトップページに掲げられた言葉です。

12世紀のシャルトル学派の総帥ベルナールの言葉とされ、偉大な先人たちの業績や先行研究などを巨人に喩えて、現在の学問は、多くの研究の積み重ねの上に構築されているということを意味しています。

検索オプション

画面左上のメニューアイコンをクリックし、「検索オプション」を開く。

情報を網羅的に探したい時、あるいは、探している文献そのものずばりを見つけ出したい時に利用すると便利。

  1. 検索条件(AND,OR,NOT,フレーズ)を指定できる
  2. 検索対象にする箇所(記事全体か、記事のタイトルか)を選択できる
  3. 著者を指定できる
  4. 出典(出版物名)を指定できる
  5. 日付(発行年月日)を指定できる

著者名での検索

著者名出の検索には、いくつか方法があるが、いずれの場合も元の情報の著者名の表記方法によって、様々なバリエーションが存在する可能性を考慮する必要がある。

  1. 著者の名前を引用符(")で囲む。名前はイニシャルにする方がより多くの検索結果を得られる。例: "tanaka s"
  2. "著者:" 演算子を使用して、論文の著者を指定して検索する。例: 著者:"tanaka s"
  3. 検索オプションページを利用する。「検索オプション」ページを表示させるには、検索窓の右端の▼をクリック。

Tips

「設定 > 図書館リンク」でKyushu Universityを検索して設定すると、九州大学で契約する全文へのリンク「Full-text @ Kyushu Univ」が表示されるようになる