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水害とその対策: もし水害が発生したら…?

水害に対して、どんな対策が取られているのだろう??? そんな疑問に分かりやすくお答えするために、このガイドを作りました!

一番大事なこと!

 ページタイトルの通り、もし水害が発生したら…? いったいどのように行動すれば良いか、考えてみました。

 まず、水害時の対応で、もっとも大事なことがあります。それは、、、、
水害が発生する前に行動しておくこと!です。発生する前に…ってなんだよ!と思われる方もいらっしゃるかと思います。

 そう思われて当然なのですが、平常時から非常持ち出し品の準備や、ハザードマップを確認して、自分の住んでいる場所がどんな地形なのか(浸水しやすいかどうか等)、近くの避難所はどこか、知っておくべきです。
 また、インターネット等で日頃から、最新の気象情報、災害情報、避難情報を収集する姿勢も必要かと思います。

 とは言っても、一番怖いのは水害発生中に、避難しなければならない時です。避難情報や気象警報が発令されている中で行動しなければならない時の注意点をまとめました。

 

・自宅が危険かどうか判断する!
 水害の種類にもよりますが、例えば大雨で堤防が決壊した時には、地下や周囲より位置の低い場所に居ては危険です。すぐになりふりかまわず浸水の危険が少ない場所へ移動するか、もしくは移動が困難な場合には、今いる場所の中でも高い所(家の二階等)に移りましょう。
 また、自分で危険だとは思えなくても、避難情報や気象警報がでていたら念のために避難行動を取るべきです。過去の災害を見ても、こんな大事になるとは思わず避難しなかったために甚大な被害が発生したケースは多々あります。

・避難の際は運動靴で、常に足元確認を!
 実際に避難する際、当たり前ですがサンダルのような簡易なつくりの履物ではなく、運動靴にしましょう。理想は長靴です。

 また、すでに浸水している中を歩いて避難する際は、足元に要注意です!道の側溝等が見えなくなっており、地面と思ったらそこが穴で足を踏み外す危険があります。傘等、長い棒で地面を確認しながら歩くことをお勧めします。

 ですが、はん濫した水は勢いが強いため、水深が膝くらいまであると大人でも歩けない場合があります。先ほども述べましたが、緊急避難として高い丈夫な建物に留まるのも有効な手段ではあります。

・一人で行動しない!
 体の不自由な人には介助が必要ですし、そうでない人もなるべく2人以上で行動すべきです。当たり前かもしれませんが、自分に何かあった場合、周囲に人がいるのといないのとでは全然違いますからね。

 

 挙げるとキリはありませんが、こういったことにも注意して頂ければと思います。


 最近は防災ガイドブックという、災害にどう備えるか、どう行動するかをまとめられたものが市町村によっては配布されている所もあります。このガイドだけではなくそういったものも活用して、自主的に災害知識、防災知識を得ようと思って下されば幸いです。

 

Subject Guide

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高野 瑞己
連絡先:
本ガイドは図書館学習サポーター/図書館TA(Cuter)として勤務した際に作成したものです。

勤務期間 :2015年4月~2017年3月
当時の身分:大学院生(修士課程)
当時の所属:九州大学大学院工学府都市環境システム工学専攻
分野: A12_工学府