毎年秋になると、ノーベル文学賞の候補者や選考が話題になり、世界中の人々に注目されます。ノーベル文学賞受賞者を知っておくのは当たり前とされているくらいです。
しかし、われわれ大学生の中で、実際に受賞者の作品を読んでみる人がそれほど多いのかと疑問を感じます。よく気をつけば、身近にある図書館でこれらの受賞者の作品がほとんど揃っています。
このガイドでは、それぞれ受賞者の生い立ち、作品、関連映画を紹介して、受賞者たちに確実に近づくことを目指します。
P.S.莫言の作品は中学時代から読みはじめました。「赤い高梁」という映画を見たことがきっかけです。彼の作品はリアリズムで、批判的です。中国国内では高く評価されているが、まさかノーベル文学賞を受賞するとは思いませんでした。中国国籍の作家としては初めてです。大学の時、スペイン語を学んでいた友達からマリオ・バルガス・リョサのことを聞き、興味を持ちました。それまでに、ラテンアメリカ文学については、マルケスの『百年の孤独』しか知りませんでした。バルガス・リョサの描くインディアン部落やアマゾン密林地区についての物語が神秘的で、心引かれます。最近トーマス・トランストロンメルの詩を読んで驚いたのは、スウェーデンの詩人による「俳句詩」です。ヨーロッパ風な俳句とは何だろうと思いながら、彼の詩を読みました。だが、じゅうぶん理解できない詩が数多くあり、これからゆっくり吟味する必要です。アリス・マンローがノーベル文学賞を受賞した後に初めて彼女の存在を知りました。さすがに「短編小説の女王」です。彼女の作品は女性の生き方を描き、人生を語り、生と死への考えを述べており、読者に思いがけない刺激を与える力を持っています。
このガイドは皆さんに少しでも文学に興味を覚えさせ、これらの大家の作品を読んでみたいと思わせれば幸いです。