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日本語能力試験N1を合格しよう: はじめに

日本語能力試験の上級レベルであるN1に受験する留学生向けに作られたガイドです

作成者

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ハイトフ スナトゥーラ
連絡先:
はじめまして。ウズベキスタン(中央アジア)からの留学生のハイトフです。

本ガイドは図書館TA(Cuter)として勤務した際に作成したものです。

勤務期間:2016年10月~2021年3月
作成時身分:大学院生(博士課程)
作成時所属:九州大学法学府法政理論専攻
分野: A04_法学府

1) はじめに

 日本に留学している学生が毎年だんだん増えつつあります。九州大学を例として取り上げても、2015年に本学へ留学している留学生の数は2097人であったのに対して、2018年はその数が2313人に達しています。英語で勉強・研究などをやる留学生もいますが、日本語を必要とする留学生もいるため九州大学で日本語の講座(JLCsコースなど)が提供されています。

 留学生の中で日本語の能力を測定する試験ー「日本語能力試験(JLPT)」が周知されており、多くの留学生が受験します。今回のガイドは日本語能力試験の上級レベルであるN1に受験する留学生向けに作られたガイドです。ガイド作成者である私が数年間にわたって受けてきたN1試験の体験をN1を受験予定者と共有し、試験の合格により近づける道を示したいと思い、このガイドを作りました。 

 

 【ガイドの特徴】

①ガイド作成者が問題を自分で考え、想像しながら作ったこと(読解や聴解の問題を除く)

②今までの体験の中から試験中に問題を解く際の注意点

③試験は日本語で受ける人を対象にしているため、本ガイドは日本語で読んで日本語で理解することが目的

2) 日本語能力試験とは

 日本語能力試験とは、「日本語を母国語としない人を対象に、日本語能力を測定し、認定する」試験のことです。本試験は、日本語能力の測定・認定だけでなく就職や入学の認定などにも活用されています。この試験は「私たちが生活の中で行っているさまざまな『課題』のうち、言語を必要とするとするものを『遂行』するためには、言語知識だけでなく、それを実際に利用する力も必要」を重視し、それを適切に測ることが本試験の特徴です

 本試験はN1、N2、N3、N4、N5のレベルに分かれており、N1は最上級レベルでN5は最下級レベルになります。しがたって、初心者はN5からはじめ、日本語を勉強しながら上のレベルを目指していきます。

 本試験は日本をはじめ世界各地で実施されています。その数は日本国内47都道府県、世界の国・地域85、都市249(2018年の時点)に達しています。日本を含む世界各地における応募者・受験者も増えており、2015年には応募者数750,252人、受験者数 652,519人であったのに対し、2018年は応募者数1,168,000人、受験者数 1,009,074人に達しています

 本ガイドの中でN1問題について取り上げ、参考書や自分の経験に基づいて試験を受けるときのコツについて説明します。

3) N1を5回以上も落ちた私だが。。。

 私はN1を5回以上落ちたことがあります。しかも連続です。それは試験の難しさをよく理解していなかったからだと思います。実際に合格するまでは3年かかりました。十分準備できなかったこともあるが、試験自体が遥かに難しいということでした。以下が私の来日後に受けた試験の結果です(来日以前の不合格の点数を覚えていません)。

 

【不合格】2014年12月(点数:89/180)

【不合格】2015年7月(点数:95/180)

【合格】2015年12月(点数:129/180) 

 

 自分の経験を書く理由はN1にそれなりの覚悟を持って取り組んでほしいからです。試験を甘く見ずにちゃんと準備しましょう。