自分が今まで勉強した文字からいくつか単語の例を述べます。皆さんはアラビア文字を覚え、文字を読めるようになってきたら、これらの事例で練習してみてください。諸例は簡単な単語から難しい単語へと連続しています。なお、これらの単語は練習のために作ったもので、実在するものではありません。また、以下の諸例は「Muallim Sani」から取った例です。
例①:
اَ+رْ = اَرْ / (a+r)= ar
⇐ ⇐ ⇐ ⇐
解説:独立形のファトハ(—َ)付きのا(alif)が独立形のスクーン(—ْ)付きのر(r)と結びついて「ar」を形成しました。
例②:
اَ+مْ+رُ = اَمْرُ / (a+m+ru)= amru
⇐ ⇐ ⇐ ⇐ ⇐
解説:独立形のファトハ(—َ)付きのا(alif)が独立形のスクーン(—ْ)付きのم(m)やダンマ(—ُ)付きのر(r)と結びついて「amru」を形成しました。その際に2番目のم(m)は頭位形を取り、ر(r)に結ばれました。
例③:
بَ+يْ+تُ = بَيْتُ / (ba+y+tu)= baytu
解説:独立形のファトハ(—َ)付きのب(b)が独立形のスクーン(—ْ)付きのي(y)やダンマ(—ُ)付きのت(t)と結びついて「baytu」を形成しました。その際に1番目のب(b)は頭位形を取り、ي(y)に結ばれました。また、2番目のي(y)が中位形を取り、末位形のب(b)に結びつきました。
例④
اَ+مْ+رَ+رْ+نَ = اَمْرَرْنَ
(a+m+ro+r+na)= amrorna
解説:独立形のファトハ(—َ)付きのا(alif)が独立形のスクーン(—ْ)付きのم(m)、ファトハ(—َ)付きのر(r)、スクーン(—ْ)付きのر(r)やファトハ(—َ)付きのن(n)と結びついて「amrorna」を形成しました。その際に2番目のم(m)は頭位形を取り、ر(r)に結ばれました。
※子音のر(r)が母音のファトハ(_َ)を取るときは例外としてرَ「ro」と読みます。
例⑤
يَ+كْ+تُ+بُ = يَكْتُبُ
(ya+k+tu+bu)= yaktubu
解説:独立形のファトハ(—َ)付きのي(y)が独立形のスクーン(—ْ)付きのك(k)、ダンマ(—ُ)付きのت(t)やダンマ(—ُ)付きのب(b)と結びついて「yaktubu」を形成しました。その際に1番目のي(y)は頭位形を、2番目のك(k)は中位形を、三番目のت(t)も中位形を、最後のب(b)は末位形を取りました。
例⑥
مُ+تَ+زَ+لْ+زِ+لْ = مُتَزَلْزِلْ
(mu+ta+za+l+zi+l)= mutazalzil
解説:独立形のダンマ(—ُ)付きのم(m)が独立形のファトハ(—َ)付きのت(t)、ファトハ(—َ)付きのز(z)、スクーン(—ْ)付きل(l)、カスラ(—ِِ)付きのز(z)やスクーン(—ْ)付きل(l)と結びついて「mutazalzil」を形成しました。その際に1番目のم(m)は頭位形を、2番目のت(t)は中位形を、3番目のز(z)は末位形を、4番目のل(l)は頭位形を、5番目のز(z)は末位形を、最後のل(l)は独立形を取っています。
例⑦
اَ+مْ+هِ+لْ+هُ+مْ = اَمْهِلْهُمْ
(am+hi+l+hu+m)= amhilhum
解説:独立形のファトハ(—َ)付きのا(alif)がスクーン(—ْ)付きのم(m)、カスラ(—ِِ)付きのه(h)、スクーン(—ْ)付きのل(l)、ダンマ(—ُ)付きのه(h)やスクーン(—ْ)付きのم(m)と結びついて「amhilhum」を形成しました。その際に1番目のا(a)は頭位形を、2番目のم(m)は頭位形を、3番目のه(h)は中位形を、4番目のل(l)は中位形を、5番目のه(h)は中位形を、最後のم(m)は末位形を取っています。
例⑧
يَ+فْ+تَ+كِ+رُ = يَفْتَكِرُ
(ya+f+ta+ki+ru)= yaftakiru
解説:独立形のファトハ(—َ)付きのي(y)がスクーン(—ْ)付きのف(f)、ファトハ(—َ)付きのت(t)、カスラ(—ِِ)付きのك(k)やダンマ(—ُ)付きのر(r)と結びついて「 yaftakiru」を形成しました。その際に1番目のاي(y)は頭位形を、2番目のف(f)と3番目のت(t)と4番目のك(k)は中位形を、5番目のر(r)末位形を取っています。
例⑨
يَ+بْ+رَ+نْ+شِ+قُ = يَبْرَنْشِقُ
(ya+b+ro+n+shi+qu)= yabronshiqu
解説:独立形のファトハ(—َ)付きのي(y)がスクーン(—ْ)付きのب(b)、ファトハ(—َ)付きのر(r)、スクーン(—ْ)付きのن(n)、カスラ(—ِِ)付きのش(sh)やダンマ(—ُ)付きのق(q)と結びついて「yabronshiqu」を形成しました。その際に1番目のي(y)は頭位形を、2番目のب(b)は中位形、3番目のر(r)は末位形、4番目のن(n)は頭位形を、5番目のش(sh)は中位形、6番目のق(q)末位形を取っています。
例⑩
اِ+سْ+تَ+جْ+لَ+بَ = اِسْتَجْلَبَ
(is+ta+j+la+ba)= istajlaba
解説:独立形のファトハ(—َ)付きのا(alif)がスクーン(—ْ)付きのس(s)、ファトハ(—َ)付きのت(t)、スクーン(—ْ)付きのج(j)、ファトハ(—َ)付きのل(l)やファトハ(—َ)付きのب(b)と結びついて「istajlaba」を形成しました。その際に1番目のا(alif)は独立形を、2番目のس(s)は頭位形、3番目のت(t)、4番目のج(j)、5番目のل(l)は中位形を、6番目のب(b)末位形を取っています。
以下はアラビア語でのあいさつ言葉です。日常生活においてあいさつの際によく使われる言葉を紹介しました。
おはようございます
صباح الخير (ṣabāha l-ḫairーサバーハル・ホイル)
おやすみなさい
ليلة سعيدة (lailah saʿīdahーライラフ・サイダフ)
ありがとう
شكرا (šukranーシュクラン)
どういたしまして
عفوا (afwanーアフワン)
ごめんなさい
أنا آسف (ana āsifーアナ・アシフ)
~といいます
إسمي (ismīーイシム(+名前))
私は~歳です
أنا عمري.....سنة (anā umrī.....sanahーアナ・ウムリ(年齢)サナフ)