九大図書館にあるおすすめ本紹介します！（2016年）: 第2回英語表現・メールの書き方

アメリカの大学で科学英語書き方指導、科学系ジャーナルの編集長と、科学と英語に長年携わってきた著者が、シンプルかつストレート、正確に英語を書きたい人に贈る本の訳書です。紹介される“ツボ”は、科学分野だけでなく他分野にもそのまま当てはまります。一通り英文法を学んだ後にどこか納得いかない、英文法って苦手、という人に読んで欲しい一冊。

特に調査研究や質的研究などを行う人にはピッタリな本です。英語論文を書くための大本となる頻出表現を40項目に絞って紹介し、「いつ」「どのように」用いたら良いかも解説。
正しく伝わる論文を書きたい英語初級者からこなれた英文で読み手に好印象を残したい中級者まで広く活用できます。引きやすいからちょっとした辞書代わりにもなります。

国際学会へ行くことが突然決まり、英語を使うことになってあわてている研究者・学生に読んで欲しい、東京工業大学で英語コミュニケーションを教える著者による一冊。読む人の英語力は問いません。伝えること、コミュニケーション能力を重視し、場面をコントロールするためのシンプルかつ簡単なフレーズを多数紹介。I'm not going to go into details here...
英語力の違いをものともせずしっかり自分の意志を伝えて学会を楽しめるようになりましょう。

国際学会で英語を使うことになった研究者・学生に読んで欲しい本その2。国際会議に関するほぼ全ての状況に対応できるよう、応用の利く例文・語彙・役立つ表現を豊富に取りそろえています。研究発表だけでなく、受付・司会者など運営側の表現も充実しているのでどんな場面でも大活躍間違いなし。CD付なので聞き取り・発音の練習もできます。

病院で患者さんの言っていることが分からなくて困ったことはありませんか？本書は病院で働く方が患者さんと英語でコミュニケーションをとるために必要な英会話表現を病院での状況に分けて収録しています。その他にも診察中安心感を与える会話表現、痛みの程度の表現など、現場で役立つ豊富なコラムも必見です。

日本人留学生のポスドクのトシはある日ラボのボスから「トシ、1週間であなたの医療英単語を100倍にしなさい。できなければ解雇よ」と宣告される。途方に暮れるトシは才色兼備の先輩ソフィーに医療英単語を簡単に100倍にする方法を知っていると告げられて…。小説のような展開で語源から医療英単語を学べる一風変わった本。あなたもトシと一緒に医療英単語を100倍にしませんか。
続編『トシ、明日あなたの医療英単語でパリを救いなさい。できなければ離婚よ。』もぜひご活用下さい。

アメリカ出身、明治大学で英作文を教える著者が、日本の英語教育を切り口に、日本人の英文で間違っている点、それをどう修正するかを解説。大学生の間違った英文・中学教科書が取り上げられているので「これは間違いだったのか」と確認・共感しながら英文法を学び直せます。
本書の英語は中学英語レベルなので英語が苦手な人でも読みやすいです。

東京大学教養学部で教鞭をとり、翻訳や辞書編纂に携わる著者が、英語と日本語の文体の違い、冠詞の使い分けなど、論文や発表、科学英語で「英語らしい英語」を書くコツについて解説。後半は、英語について著者のエッセイなので読み物としても楽しめます。

日本語的発想から抜けだし、英語らしい英文を書くためには,「全てを言わなければ世界が展開しない」という英語の構造を知る必要があります。英語を書くとはどういうことか、そんな根本の部分を一般的な英語を使って解説した英語ライティングの入門書です。

自然・社会科学者のためとありますが、全分野の研究者・学生が活用できる本です。特に本書の後半から紹介される留学・国際会議・学術論文などのメインイベントから「よくぞここまで」というくらいさらに具体的な場面を想定した英語メールの例文が解説と共に多数掲載。必ずあなたに必要な状況が見つかります。

各場面、絶対覚えて欲しいフレーズに＋αで覚えて欲しいフレーズ、ネイティブならではの砕けた表現を紹介。これら使いこなせればより詳細かつ丁寧、そして多彩な表現が可能に。
ビジネス英語とありますが、挨拶・アポの取り方など、みなさん研究者にも十分役立ちます。

"Brief, Precise and To the point"という考えのもと、よくある例文紹介でなく、メール執筆アプローチと内容のブラッシュアップ方法に焦点を当てた一冊。内容のブラッシュアップは普段の文章作成にも役立ちます。最終章の「ネイティブの使用頻度が高いのに日本人が使いこなせていない」表現の正確な使用方法の紹介も非常に便利です。