ハングルは朝鮮王朝の第四代国王である世宗(1397-1450)の時代に作られました。
つまり、およそ500年前にできた文字になります。
では、ハングルが作成されるまでは文字が無かったのか、というとそうではなく、日本や中国と同様に漢字を使用していました。
また、漢字はハングルが作られた後も公的な文書などで使われていくことになります。
さて、ハングルが子音+母音で文字が作られるのは前のページで説明しました。
次に下の単語を見てみましょう。
・밥
さて、前のページの単語と比べると、大きな違いがあります。「바」(パ)の下に、さらに子音である「ㅂ」がついています。実は、ハングルではこのような「子音」+「母音」+「子音」という形が存在します。
このような二つ目の子音を「パッチム」といいます。
では、「밥」は実際にどのように発音するのでしょうか。
文章で説明するのは難しいですが、極めて簡単に説明するとこうです。
①「パパ」と声に出して読んで下さい。
②その時、2つ目の「パ」を発音するためにくちびるを閉じたときに、ストップ!!
③これが「밥」の発音になります。
この時、2つ目の「パ」の音は発音されず、詰まったような音になります。
ところで、「밥」はごはんの意味で、韓国料理のクッパの「パ」は「밥」の音をカタカナで表記しています。