日本語における数詞は漢語由来の「いち、に、さん・・・」と和語由来の「ひとつ、ふたつ、みっつ・・・」の二種類あります。
ハングルにおける数詞も日本語と同様に漢字語由来と固有語由来のものがあります。
ただし、ハングルにおける固有語由来の数詞は日本より幅広く使われており、例えば、時間の表記でも「時」は固有語の数詞、「分」は漢字語の数詞と使い分けられています。
これまで3つの単語が出てきました。
①바다 ②보도 ③밥
それぞれの意味は、「바다」(パダ)=海、「보도」(ポド)=報道、「밥」(パブ)=「ごはん」となります。
ここで注目したいのが、②の「보도」です。
「ポド」と「ほうどう」、少し似ていませんか?
「ポードー」と伸ばして発音すると、より分かりやすいかもしれません。
実は、これ偶然似ているのではありません。
日本語でも日本由来とされるの「やまとことば」(和語)と中国由来の「漢語」があるように、ハングルでも朝鮮半島由来とされる「固有語」と中国由来の「漢字語」があるのです。
つまり、日本語の「漢語」とハングルの「漢字語」は、「漢字」を起源とするという点で共通なのです。
このようにハングルの「漢字語」には、「보도」(=報道)のように日本語と似た音を持つ単語が多く存在しています。
もちろん、その一方で「바다」(=海)や「밥」(=ごはん)のような固有語もあります。