学会発表の抄録と違うのは、原著論文における抄録は、
本文を書いてから作ることが多いということです。
学術論文において、抄録、通称アブストラクトは、とても重要です。
なんでかというと、読み手が、その論文を読むかどうかは、ほぼアブストラクトを読んでから決めるからです。
タイトルの次に重要といえます。
そのために抄録(アブストラクト)に必要なものは
論文を読まなくても内容が理解できること、また売りはなんなのかということがわかる必要があります。
ステップとして
本文を書いて推敲後に書く
本文から抄録に入れたいところを抽出する
主要な分析結果と結論を必ず書く
よみやすく語数制限にあわせる
結論がデータに基づいているか確認する
抄録と本文の目的、結果、データ、結論の整合性があっているか確認する
といった感じです。
例えば、実験の方法が今までになく斬新
とか
こんな仮説、誰も考えてなかったやろう
とか、そういう売りを必ず書いておく必要があります。
当然ながら、略語や文献引用などはだめです。
抄録には3パターンほどあるようです。