校正ってなに?
校正:くらべ合わせて,文字の誤りを正すこと。きょうせい。校正刷りと原稿とを照合するなどして文字や内容の誤りを正し,体裁を整えること。版下や原画との照合についてもいう。<三省堂 大辞林>
これは論文によるとは思いますが、著者への説明のところに、「ネイティブでない国の人は、必ずネイティブに校正してもらってから、提出してください。ちなみに●●●のサイトにいけば、校正の会社につながりますよ。」的なコメントをあえて書いてあります。
要するに、英語の文法的な間違いや、違う言い方などをアドバイスしてくれる赤ペン先生のような感じです。業者によっては、内容から、おすすめする論文などを教えてくれたり、論文の内容までつっこんで添削してくれるプランなどを用意してくれるところもあるようです。
業者がたくさんあります。一例を挙げますと以下のような感じ。
それぞれ、得意な分野があるようです。
JMC (Japan Medical Communication) ⇒九大生はこちらをチェック。
ケンブリッジ・イングリッシュ・コレクション・サービス(CECS)
などなどあります。
だいたいの会社は、
1単語いくらという値段設定で料金が決まっていたり
納期を急げば急ぐほどお値段が上がったり、
値段が高ければ、内容に関してもコメントが入るバージョンなど
いろいろなパッケージがあります。
ホームページをみてみると詳細がわかると思います。
校正によってなにかが変わるというわけではありませんが、
やはり直してもらうと、「ほーそういう風に言いまわすのか」など発見がたくさんあります。
会社によって医学系に強い、生命科学、生物、物理に強いなど特徴もあるようです。
また、校正の会社で、質問を受け付けてくれるところがいいと思います。
これって、多分、意味を取り違えているな、なんて思うときや、
普通に、「こういうときって、同じ意味でいくつか単語あるけど、これを使うのはどう?」とか
そういう質問でも些細なことを質問しやすい会社がいいと思います。
毎月(8月などは除きますが)月曜に(2019年まで)
ブライアン・クイン先生(言語文化研究院 言語教育)が、英語論文指導、校正のアドバイスをしてくださいます。
ブライアン先生は、30年間の経験の中で8万編以上の校正を手がけてこられました。
毎月400件以上の医学・歯学・薬学系など他分野の英文構成を引き受けられ、
現在は「日本内科学会」と「日本外科学会」の公式編集担当者でもいらっしゃいます。
指導内容としては
学位論文(英文)
研究発表、国際会議におけるスライド、プレゼンテーション及びケースレポートの原稿の校正などです。
詳細は医学図書館の1階の階段の掲示板に張り出してあります。
月によって、実施される日とされない日があるようです。(だいたいは月曜15時から16時の間)
日程詳細は図書館の掲示板で確認してください。
急ぐ場合にはメールでも対応してくれるようです。
場所:医学図書館2階 コミュニケーション室
E-mail: quinn092jp@ybb.ne.jp